原田ひ香さん著

朝は三女の喫茶店、昼は次女の讃岐うどん、夜は長女のスナック。
時間帯によって出すものが変わるその店は、街の人に「三人屋」と呼ばれていた。
三女に一目惚れするサラリーマン、出戻りの幼なじみに恋する鶏肉店の店主、女にもてると自負するスーパーの店長など、ひとくせある常連客たちが、今日も飽かずにやって来る。
さくさくのトースト、すだちの香るぶっかけうどん、炊きたての白飯!

心も胃袋もつかむ、おいしい人情エンターテイメント❗️

(帯より)