友罪

薬丸岳さんの小説です。

初めて読む作家さん

少し前に、映画化されていたなぁと、
図書館で見つけて借りました。

寮付きの町工場で働き始めた益田純一は、
同日入社の鈴木秀人という男と出会う。

鈴木は無口で暗く、同僚には敬遠されるが、同い年の益田とは徐々に打ち解けていく。

ある日、益田は昔の恋人から、14年前に郷里で起きた少年犯罪「黒蛇神事件」について話を聞かせてほしいと依頼される。

事件について調べるうち、少年院を出所した犯人の現在の姿が、同僚の鈴木なのではないか？と疑念を抱く。

真実を知っても、友達でいられる？

　　　　　　　　(本の帯より)


とても、読みごたえのある小説でした。

主人公の益田が、中学生の時に友人を自殺に追いこんでしまったのを苦しむ描写から、重松清の「十字架」を思い出しました。

少年犯罪についても、いろいろ考えさせられました。

他の小説も読んでみようと思います。