星を掬う町田そのこさんの小説千鶴が夫から逃げるために向かった「さざめきハイツ」には、自分を捨てた母・聖子がいた。他の同居人は、娘に捨てられた彩子と、聖子を「母」と呼び慕う恵真。「普通」の母娘の関係を築けなかった四人の共同生活は、思わず気づきと変化を迎え… (帯より)DVや若年性認知症、性被害者のトラウマ、嫁姑問題など、いろいろな物を抱えた登場人物たち。私の語彙力がないのが悔しいけれど、心情を深く描いた小説です。2024年77冊め