2025年・邦画
監督:三池崇史
原作:福田ますみ
脚本:森ハヤシ
出演:綾野剛・柴咲コウ・亀梨和也・迫田孝也・光石研・大倉孝二・小澤征悦・高嶋政宏・木村文乃・北村一輝・小林薫
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タイトル通り、冤罪でありながら体罰教師のレッテルを貼られ、児童に自殺の強要までしたとされ【殺人教師】と呼ばれた教師の闘いの記録です。
何が怖いって、これ実話なんですよ。
2003年に教師による児童へのいじめが初めて認定された体罰事件の真相に迫った福田ますみさんのルポを映画化したものです。
柴咲コウさんがモンスターペアレントと化して、我が子の三浦綺羅くんが吐いた小さな嘘をきっかけに暴走します。
教師の綾野剛さんがどんどん追い詰められていく様は本当に恐ろしい・・・
自分の肩や腕を掴んだり、両手を震わせて組んだり摩ったり。
不安が仕草となって現れます。
事実無根なのに世間は寄ってたかって綾野さんを責めて、そこに真実は存在しないのにそれが【真実】になっていきます。
その恐怖と怒りに失禁までします。
嫌がらせも横行し、妻の木村文乃さんに離婚を迫ります。
妻と息子に迷惑をかけたくない一心ですが、妻は拒否します。
こんな状況下でも信じてくれる家族の存在だけは救いでした。
モンペ夫婦の柴咲コウさんと迫田孝也さんの目付きは正常じゃなくて、夫婦揃うと異様さはマシマシでした(*_*;
それにしても迫田さんは黒かった笑
ゴルフ焼けの設定らしいですw
事なかれ主義の校長(光石研)と教頭(大倉孝二)の言うことを聞いて、生徒たちの前でも謝罪して、保護者説明会でも体罰を認めてしまい謝罪します。
これが大きな間違いでした。
光石さんも大倉さんも良い人役も多いですが、こういう役はやっぱりしっくりきますね^^
腰巾着をやらせたら大倉さんの右に出る者はいませんw
噓八百で18件もの体罰を作り上げ、容赦なく綾野さんを追い詰める柴咲さんには感動しました。
綺麗な役ばかりで面白味に欠ける俳優さんのひとりでしたが、不気味さを怪演してました。
そして、550人の弁護団を引き連れての提訴。
多分迫田さん会社経営者っぽい。ゴルフ焼け激しいのでw
一方綾野さんを担当してくれる弁護士は0です。
やっと引き受けてくれたのが小林薫さん。
受けた理由は「リアリティのなさ」です。
18件もの体罰があったと羅列はされてても、いつどこで具体的なものがないのです。
追い詰める様と追い詰められる様が超リアルで、結果は勿論逆転すると知ってはいるけど、この状況から本当にひっくり返せるの!?
と信じられないほどの絶望しか見えなかったです。
裁判は勝訴しますが、体罰に関しては市が認めてるので覆せませんでした。
全てが清算されるまでには更に10年の年月が必要となります。
その間に妻は他界しちゃってるんですね><。。。
実話に基いてるので本当にそうなんでしょうね・・・
若いのに残念です・・・
でも、ちゃんと心で会話してましたね^^
そして、様々な問題を抱える難しい役を頑張った三浦綺羅くんに拍手です✨
問題児の役を見事にやり切ったんだから、ご褒美に次は良い子の役貰おうね♪
最後に・・・
迫田さんは黒過ぎ笑
迫田孝也さんの過去の投稿はこちら↓↓↓