母の納骨と兄の入所 

 

「200万円でお墓買ったから」

それを聞いたのは2010年頃でしょうか。

まだお世話になるのは先なので詳しく聞かなかった。

 

母が右麻痺になり我が家で暮らす時に、母の家を片付けたがお墓に関する証券の類はなかったが、「墓所便り」という封書はあったので住所変更はした。

でも、本当に大丈夫なのか心配だった。

姉には「共同墓地を買ったと言ってたよ」と聞き、共同墓地で200万!?

詐欺を心配した。

 

いざ母が亡くなって電話したら、「次の納骨は4月です」「もう刻印もされてますよ」「近くなったら案内を送ります」

とりあえず詐欺ではなかったとホッとした。

納骨は年2回なんだって。

 

2月くらいに「墓所便り」が届いて、観光バスと懇親会に申し込み、集合場所の横浜駅に行ったら結構な人数が集まっていたが、皆さん身軽な恰好が不思議だった。

(骨は???)

私は骨壺を入れたスポーツバッグとリュックで大荷物だった。

ーーしかも雨ーー

 

会場に着いて諸手続きを済ませて広い会場に案内されると素敵な祭壇に骨壺が並んでいた。

指定された椅子に座って暫し親戚で雑談してる内に式が始まり、ふと周りを見ると

いつの間にか凄い人数になっていた。

納骨18体で参列者260人だって!

 

今回は雨で納骨式は中止で職員対応。

厳かに墓前祭が終了し、また観光バスに乗って懇親会会場のホテルへ。。。

今日は運転が無いし泊まりなので遠慮なく飲みました♪

 

指定されたテーブルに親戚で並んで、私と姉の間に叔母やイトコたちを挟んだので

私の左隣は知らないおじいちゃんだった。

そのおじいちゃんこそがこの霊園の運営委員長で、ようやく数々の謎が解けたのだ。

 

この霊園は「お墓を作ろう!」となった有志でお金を出しあって土地を買って

霊園にした。

「それが200万円か!」

「だから共同墓地なんだ!」

あ、個人のお墓もありました。

 

納骨は年に2回で、この時に墓参りを兼ねる墓前祭とセット。

「それで260人も集まったのか!」

 

懇親会はショーとかカラオケもあって楽しかった。

次回の墓前祭は10月だというので、丁度1周忌だし10月もみんなで参加しようということになった。

自分で1周忌をやるよりも楽だし、費用も安くあがるし、何よりも納骨先だし。

墓参りも兼ねられる^^

今回は雨で納骨堂も刻印も見れなかったので10月に見せて貰おうとも。

天気だと富士山と海も見えるんですって。

 

今回の懇親会の費用は6000円。

実はコロナ前までは4000円だったんですって。

物価の上昇で5000円になり6000円になり、ついには7000円になってしまい、それで今回会場を変えたけど、4000円の頃は沢山の懇親会参加があったけど、今回は70人しか参加がなくて来年からどうしようかと・・・

会場はあるから弁当でも買って4000円に戻した方がいいかとか・・・

 

「ケータリングサービス使えばいいじゃないですか?会場あるんでしょ?

椅子とテーブルは?」

ーーあるーー

「ちょっと待って調べるから。ほらあった!3000円で飲み放題付き!」

ーーそんな安いの!?ーー

「参加人数多いから融通利かせてくれますよきっと。4000円出すから椅子とテーブルのセッティングと片付けも頼めないかとか」

 

運営に誘われたけどそれは丁重にお断りしました(ボランティアだし遠いし)

運営がほぼ後期高齢者で「素人の集まりだからそういうの分らんのよ」

 

大変かも知れないけど、良い生き甲斐があっていいんじゃないかと思いました。

素人が集まって霊園作るとか、結構凄いよね。

1周忌はまた親戚と集まりますが、毎年10月はお墓参りを兼ねて姉とふたりで行こうと思います。泊まりで^^