………言葉にならない。
念願叶って、ボーッとしちゃった。
放心して、
そして、じんわり泣いてしまった。
良かったよ。
おーちゃんの「愛のかたまり」
特にハモリが、美しくて
本当に上手かった
毎年こんなのが、見たかった。


「ラップとかじゃなくてさ、
KinKiの雨のギターみたいな
しっとりした曲を
歌いたかったんだよね。(本当は)」
デビュー当時は、こんなことを言ってましたね。
剛くんは、もう少しポップな曲が好き
「なんとなくさKinKiの曲って、ちょっともの悲しいというかね………」
確かに、カウコンメドレーなどで、KinKiの曲が入ると、一変してしっとりした空気になったりする。でも、そこが好きだ。
大野くんを好きになる前に、好きになった光一くん。
何度も行ったコンサートで、この曲が流れると会場が悲鳴の渦になるほど、ファンも大好きなテッパン曲「愛のかたまり」
それも、そのはずで
歌詞を剛君が書いて、曲を光一くんがつけたから。まさに、KinKiの曲なのだ。
彼がその、光一くんのパートをやったのが意外だった。

なぜならば、
大野くんは、少年隊さんならば
東山さんではなくて、錦織さん。
KinKiなら、光一君ではなくて剛くん。
22年前の我々には、そんな認識があった。
実際、Kyotokyoでは常にニッキのパートを歌っていたし。
東山さんが、配役したときも大野くんは、錦織さんだった。
でも、高いハモリのある、光一パートを大野くんが担当した。
嵐で、こんな素敵なハモリを見せてくれた事が、あっただろうか?
そして、彼はこんなに上手いのだと。
お茶の間のみなさんは、驚いたのではないだろうか?
いつも、眠そうだとバカにされている彼の実力
わかって貰えただろうか?

我が家にある「愛のかたまり」は、間奏まで
まるっとフルなので、かなり短く感じましたね。

坂本くんは、
V6のリーダーであり、ミュージカルスター
雨月物語で、Kyotokyo舞台のある原くんを取られてしまい、急遽大野くんが座長になって、仕切らなければならなくなった。
それでも、まだ17才の彼は立派にやり遂げたのだ。
あの時になって、
座長になれたのが嬉しかったか
原くんを取られてとても迷惑だったのか
聞いてみたい。

大野くんも、京都のステージから、少年隊さんのPLAYZONEに憧れてミュージカルを希望していた。
だから、
当然彼も、坂本くんと同じ路線を、歩めると思っていた。


考えてみたら、彼の舞台はいつもプーシリーズだったから、時代ものだった。

少し前には、「アマツカゼ」の「陽炎」が
「愛人」の切ない恋心を歌っていた。
それは、12年前の舞台。
愛する凪を守ろうとして、散った命。
叶うことが出来なかった「凪」への恋心のようで、儚く切なかった。
彼女は、堂本光一SHOCK」でも、実らぬ恋に苦しむ女性を演じている。

大野くんのミュージカル
やらせてあげたかった。
そして、見たかった。



社長が嵐にくれると言った「Mask」は
とうとう演じられることは無かった