注意)所々ネタバレあります。



大野くんは、22年前は王子様だった。
その根強いイメージは、光一くんと王子様対決まで行ったが、あっさりと彼は降りてしまう。
「だって、王子じゃないもん。」と。


あれから20年
2019--4/20 東京ドーム
10年前に一緒に観た娘と行った
この子は、そのとき翔くんのMCで
「デビュー当時のあのコンサートから、今日まで応援してくれたかた…まだこの中にいるのかな?」
と言ったとき、間髪入れずに
「うちのママがいますっ!」って叫んだ(笑)
そのときの彼女は、ちょっと嬉しそうで…少し胸を張ったように思えた。。
彼女こそ、家庭を全く省みない母親の犠牲者だ。ひたすら大野くん事を優先した、反面教師である。しかしこの発言は、申し訳ないと思う私の気持ちを軽くさせてくれた。


そして、今回のコンサートでは
翔くんが「5×5~20年素晴らしい景色を見せてくれました。5×10……10年前からファンでした。っていう人…どれくらいいるの?」と聞いたとき、7割ぐらいのペンライトが、上がった
「えっ!そんなにいるの?」と翔くんは驚いていたが、私は意外と少ないのだな。
と思えた。
確かに私の周囲に居るかたたちは
嵐のコンサートに慣れていない感が良くわかったし、曲のノリかたも以前と違うと思った。
むしろ、10年ぶりの娘の方が、違和感もなくペンラを振っている。


私の期待値が大きかったのか
去年みたコンサートと、さほど大きな相違点がわからなかった。
間隔としては4ヶ月あるのだけど
やはり、大変だったと想う。


思うことは色々ありました。
ドラマや映画をやらないと、
自分センター曲が少ない
これは、仕方ないことなのだけど
其々が、ソロから始まる持ち歌を歌い始めるたと、いきなり音程が狂う、声が裏返る、音域が出ないなど……生歌ならではのトラブルも。
聞いてるこちらも辛い
さとしくんはやくっ!
心の中で彼への助けを求めた。
追っかけで、滑らかな歌声が会場に響き渡る
安定の音程、安定の音域、ハリのある高音
さとしくんの声と合流すると、より美しく強い声になって艶が生まれてくる
そして、嵐の曲は生き生きと完成されていく


んだなぁ………



やっぱり、やっぱり
大野くんの美声は嵐には必用不可欠で、
嵐として立派な顔になっている。
大野智が欠けたら、嵐は成立しないんだ。
「嵐のメンバーは、歌も躍りも上手くなっていて、全然俺(がリードボーカル)じゃなくても良いんじゃないか?」
かなり昔にこんな話をされてましたよね?
当時の私たちは、彼独特の謙遜を含めた軽い発言として追いやっていたけれど、休止会見以来彼への沢山の疑問や言葉たちが、線で繋がるように、回答が出来上がる。


あの時から、さとし内プロジェクトは始まっていたのか……
何だか聞いているうちに
彼には本当に休止が必要なのだと思えた。
イラストレーターになりたいなぁ
漠然とそんな気持ちでいた、一人の少年がいつの間にか、数万のペンライトの海の真ん中に立っていた。
いつも「(嵐の活動は)夢の中にいるみたい。」と言っていた彼。

「こんな景色が見られるなんて……」
最後の挨拶では、すごく感謝してくれた
ハワイで「15年支え続けてくれたみなさん」って言った言葉が、その年数を満たしてないファンから非難をされたからか、もう20年間……とは言わなかった。


もう無理して戻って来なくて良いんだよ。
ソロコン出来なかったね。
あなたがやりたいと言っていたミュージカル
見たかった
だけど
…大丈夫。
あなたが好きだから応援してきたのだから。
辞めてしまっても
2度と貴方の歌声を聞けなくても
寂しそうな顔で、嵐のデビューを飾った時から、絶対彼を支えていくっ!って決めたのだから。
どんなあなたでも、大好きは止まらないよ


ファン主導じゃなくて良い
だから智くん
貴方の望んだように、これからは、好きな道を作って良いんだよ
「ありがとう……」
その言葉にファンも応える
「ありがとう💙」と……
会場のあちこちから
ありがとう❤️の声がかかる。

ファンって凄い
申し込みから、9000円+手数料も支払って
お高いグッズ列に並び
コンバックがパンパンになるほどお買い上げ
トイレの長蛇に並び
本人確認をされて
大切なバックに他人の手を突っ込まれて
やれやれやっと、会場に入れて
どんなに後ろの席でも、どんな横っちょの見切れでも、文句一つ言わず座席に着き
ペンライト担当者に、
何度も何度も強制に設定させられて
その恐怖の迫力で泣かされる人がいても

それでも
喜びを持って嵐を迎える準備をする。
それは、嵐が好きだから

ありがとう~❤️


って嵐に感謝の気持ちを込めて叫ぶ
私は嵐じゃないし、同じファンなのだけど
そのありがとう❤️にありがとう‼️



「嵐なんかどこが良いの?」
「世界に巻き起こすのはいつ?(笑)」
デビュー当時は、バカにされてきた私だけど
今は、そんな陳腐な言葉さえ浮かび上がらないだろう。
コソコソ応援してきた、私の不遇の時代を塗り替えてくれた大勢の人たちが、ここに居るんだよね。
ありがとう
何だかとても嬉しくなった。


休止までのカウントダウンなんかしない。
いま、目の前のことを一所懸命にやるだけだ。
あの言葉、あなたは覚えてないと言ったけど
私の目標は、今も昔も一所懸命に、あなたを応援すること。
不器用な私には、これがすべて