探偵事務所は 大通りに面した ビルの2階にありました。

少し ドキドキしながら 探偵事務所へ入りました。

自分の人生で たぶん 縁のない場所だと思っていたので 今 自分が 必要としていると思うと 気持ちが落ち込んでしまいました。

受付で名前を言うと 個室へ通されました。

しばらくすると 年配の女性が入ってきました。

優しい笑顔で 今までの話を聞かせてくださいね
といわれました。

わたしは Instagramで 偶然 旦那を見つけ 相手の女を見つけた事から 順に話しを始めました。

女性は わたしの話しから 時系列の表を作りながら 聞いていました。
そして それは酷いねと 時には 優しい言葉をかけてくれました。
わたしは 今までの 辛かった気持ちが 一気に溢れてきて 泣きながら 話していました。

女性は わたしが話しを終わるまで 頷きながら
 聞いてくれました。

そして 一言
この女 怖いね
って 言いました。  
あなたが 今回のことで 色々調べたり 考えたりしたでしょう
この女も たぶんあなたより ずっと上手に 色々してるでしょうね
そして 自分の方が 優位になっていると思っているわねっと言いました。
区役所に 不受理届 出してある?と聞かれました
「不受理届?」
初めて聞く言葉に 思わず 聞き返してしまいました。