
『愛はきっと奪うでも与えるでもなくて、気がつけばそこにあるもの』
髪をバッサリ切ってしまおうか、
携帯を変えてみようか
それとも、
いっそ全て置いて
ひとり他の地でやり直してみようか。
きっと、どれもあたしにはできません。
打破したくて仕方のない、この卯建が上がらない生温い環境を愛しているから。
念のため。
戻るべき場所は解っています。もうずいぶん前に気が付きました。
それなのになぜ、そこへ帰らなかったか。
甘えてた、
ただそれだけ。
だから、あたしは好きと言わなかった。
手を繋がなかった。
タバコを吸う横顔、
腰に回す手の温かさ、
たった一度だけの、
愛してる。
当たり前すぎる声色
当たり前すぎる香り
当たり前すぎる景色
当たり前すぎる温度
それらは、当たり前すぎたが故に
379日目の今日も、前へ進めないまま、後悔すらできないままなんです。
引き戻しても上手くいかないと気付いたのは、5月の終わり。
でもあたしは、ひとりになるのが怖くて怖くて
考えるふりをするようになりました。
大切な人がいる、あなたへ。
次に大切な人に会ったら
その人へ、愛してると伝えてください。
もう一緒にいる時間が長いから、
いつも態度で示しているから、
そんなんじゃだめ。
その積み重ねは、後悔の種になっちゃうんです。
明日、その人は突然いなくなるかもしれません。
あたしはずいぶん昔に、
数十分前まで一緒にいた大切な人を一瞬で失ったことがあります。
一緒に過ごした時間は、
積み重ねられると同時に、もう取り戻せないものにもなっているんです。
それだけは忘れないで欲しいな。
あなたへ伝えたい気持ち、自分へ言い聞かせたい想い。