乱れた心と
身体をさらして

あなたの前では
装えない

ありのまま
生のままでいる

限られた『自由』


BGM:<CALLIN'>「槙原敬之」
     <君は誰と幸せなあくびをしますか。>より
 
苦しいだけの
恋にしたくないから

愛してる

飲み込んだ言葉が
切なくても

『精一杯』
笑顔を装って


BGM:<Kick Off>「渡辺美里」<Lucky>より
 
 
逢いたくて
逢いたくて
見つめ続ける

暖かい笑顔の写真

心に秘めた
燃え上がる『欲望』


BGM:<彼女の恋人>「槙原敬之」<Smiling>より
 
 
ひと時だけの触れ合いに
後悔しても構わないと
覚悟を決めて

あなたに出逢えた

それだけで
心躍った『雨の日』


BGM:<マリアじゃない>「大江千里」<AVEC>より
 
 
巡り逢う
運命だったなら

全てを受け入れて
素直になれた

あの遠い日が

記憶の底で
静かに

『痛み始める』


BGM:<画用紙>「渡辺美里」<Lucky>より
 
 
共有する
秘密は

息が詰まるほどに
甘い香り

あなただけを
想い続ける

危険な『バランス』


BGM:<NEO UNIVERSE>「L'arc~en~Ciel」
     <Clicked Singles Best 13>より
 
一日だけあの街に戻って来ると聞いて、心が揺れた。

夏の足跡を辿る二つの影が、寄り添った夜。


「申し訳ありませんが、30分ほどお待ち頂く事になります。」

降り出した雨を避けるうちに辿り着いた、
懐かしいはずのこの場所。
店内にはスーツ姿の男女が多い。
変わってしまったのは季節だけなのに、
数ヶ月前とは印象が全く違って見えた。

「行こうか。」

抱き寄せる様に歩き始めた彼の仕草は、あの頃と同じ。
無邪気に笑っていた二人の季節が不意に甦る。
降り続く冷たい雫が一瞬だけ、夏の通り雨に変わった。

「ちょっと歩くけど、いいかな。」

顔を上げる事も出来ないまま、私は小さく頷いた。

表通りに面したフロアは、食事を楽しむための空間。
彼は慣れた様子で店の奥へと進んでゆく。

隠れ家の様なカウンターバー。

静かな空間に身を委ねて、時の流れを愉しむ夜。
変わりゆく物、変わらない物をひとつひとつ、確かめ合う様に。



そして零時を告げる鐘の音が、響き始めた。

「もう、戻って来る事もないから。」

空のグラスに視線を落として、彼の言葉をゆっくりと心に刻む。
時計の針を巻き戻していた魔法は、解けてしまった。

最後の帰郷。

『本当は、何を伝えたかったの。』


BGM:<恋人>「鈴木雅之」<MartiniⅡ>より
 
 
どのくらい
愛していたのか

記憶から
消せない痛みが

今も切なくて

もう戻らない
『永遠』


BGM:<CROSS ROAD>「Mr.Children」<Atomic Heart>より
 
 
凍りついた時間が
鮮やかに甦る

ありのままで
あなたを愛した

あの一瞬が
胸に焼き付いて
『離れない』


BGM:<innocent world>「Mr.Children」<Atomic Heart>より
 
 
時の砂が
音もなく

静かに
流れ落ちてく

湧き上がる
想いの温度と
裏腹に

冷たく静かに

想いの『軌跡』を
鮮やかに彩りながら


BGM:<The Future Attraction>「槙原敬之」<Cicada>より