拗ねたように
少し甘えて
引き寄せる腕に
限りない
優しさ
愛しくて
視線の先に
誰がいても
あなたしか
『見えなくて』・ ・・
BGM:<おまえがいれば>「野猿」<STAFF ROLL>より
心を漂わせて
触れられない距離を
確かめてみる
手が届きそうでいて
決して・・・近くはない
それでも
きっと
「あなただけ」を
いつでも ・・・
「傍に」感じています
心の温度が
ゆっくり伝わる
『至福の瞬間』に
充たされながら・・・
BGM:<uncontrol>「Gackt」<Rebirth>より
一瞬
その姿を
掴んでも
スルリと
この手から
こぼれ落ちる
水の様に
しなやかな
変容する「カタチ」
留めておけない
「コイゴコロ」
「永遠」は何処にもなくて
ただひたすらに
あなたに
・・・『焦がれて』
BGM:<愛するという こと>「大江千里」<乳房>より
眠りにつく
ほんのひとときに
理性が
この「こころ」から
静かに剥がれ落ちる
あなただけを
強く想って
眠れぬ夜
この闇に彷徨い
『溶けて』しまいたい・・・
BGM:<真夏の奇跡>「THE BOOM」<Singles+>より
気まぐれなのは
お互い様
責めるつもりは
勿論ないけれど
踵を返して
2度と
振り向かない様子
追えば逃げて
永遠に近づかない
この距離感
ゼロセンチまで
触れあえた
あの温度が
今も・・・
『忘れられずに』
BGM:<Secret Garden>「Gackt」<Rebirth>より
並んで歩いていたのは初夏の頃。
彼の部屋で過ごした午後はとても暑くて、
肌寒さを感じるほどにエアコンが効いていた。
「曖昧なさよなら」だけが、今も心に残っている。
「そろそろ引っ越しするから。」
予感していた別れだった。
次の言葉が続かない彼に、私から最後の優しさを込めて告げる。
「そう、元気でね。」
お互いが違う方向を目指していた事に気付いてはいたけれど、
修正する事も出来ないままに迎えてしまった冬のある日。
射し込む夕陽に照らされて部屋はオレンジ色に染まっている。
暖かいその色とは対照的に、室内は冷たく静かだった。
「毎日過ごしたこの場所で、話しておきたかったんだ。」
いずれ去ってしまうこの小さな空間に、
彼は全てを封印してしまいたかったのかもしれない。
部屋の荷物が消えてゆくのを見届ける事もないまま、彼を見送る最初で最後の日。
駅の階段で振り返ったその姿を心に焼き付ける。
そして二人で過ごした季節を丁寧に想い出しながら、
私は静かにその場を離れた。
夏を迎えてしばらく経ったある日、彼からのコールが響く。
「独りには慣れてるから。」聞き慣れた声が近況を伝えた。
その言葉と共に記憶の底から、
少し寂しげな彼の横顔が鮮やかに甦る。
何も言わずにただ、優しく抱きしめてあげたかった。
その後何度か着信履歴が残っていたけれど、
私からかけ直す事はしなかった。
新しい時間を重ねても以前の二人に戻れない事だけは、解っていた。
彼からのコールはもう響かない。
私の言葉もきっと届かないけれど、
遠い空の下で今も元気でいてくれるなら、
『それだけで嬉しい』
BGM:<まばたきの間の永遠>「槙原敬之」<君は僕の宝物>より
いつの間にか
繰り返す
すれ違い
「切なさ」に
耐え切れず
目を逸らして
あなたの言葉と
優しい眼差しに
触れてしまうと
高鳴る鼓動と
乱れる心を
気付かれないよう
隠すのに
・・・精一杯で
平静を
『装って』
BGM:<スーパーマンにはなれない>「大江千里」
<六甲おろしふいた>より