引越した翌日に
朱里が遊びに来た。
朱里は「意外とキレイな部屋だね〜」と言って、
部屋の隅々を見て回っていた。
そして、カーテンや不足している物を一緒に
ショッピングモールへ買い出しに行った。
朱里の生活圏では無いチョット遠い
ショッピングモールなので、
知り合いは居ないはず!
朱里は僕の左腕に両手でしがみつき
ラブラブオーラをかもし出していた。
僕は「恥ずかしいよ〜(笑)」と言うと
朱里は「たまには良いでしょ!」と言って
はしゃいでた(笑)
朱里はノンショルダーとミニのスカートで
見た目は20代後半に見える。
僕は「この服で家から来たの?」と聞くと、
朱里は「そんなわけ無いじゃん!車で着替えたよ!
せっかく、クズ男とショッピングだから
若若しくしないとね!」と笑っていた。
2人でカーテンやカーペット、
組み立てベッド、勉強机、テーブル、
食器、台所用品、バス用品、雑貨など
ほぼ、朱里の趣味で購入した。
でも、朱里のほうがセンスあるから
正直助かった(笑)
朱里は家具売り場で
ドレッサーを見ていた。
僕は「欲しいの?」と聞くと、
朱里は「これ、いいなぁ〜って思った」
値段的にはイケるので、
思い切って買ってしまった(笑)
朱里は「うそ、私のため?」と聞くので、
僕は「誰が使うの?」と言うと
朱里は「私〜」と言って喜んだ。
大型の物は配送を頼んで、
雑貨は朱里の車に乗せて、
次は洋服や下着なども購入した。
心機一転!
新しい生活の始りなので、
ほとんど新調した。
本当は洋服など
この2、3年買ったことが無かった。
本当に洋服などは興味が無かったのである。
朱里は「私が選んてあげる」と言って
洋服を選んでくれた。
なんか新婚さんみたい♥
朱里は下着売り場に僕を連れて行き、
どれが良いかな?と
下着を僕に選ばせてきた。
周りの女性のお客さんが気になって
僕は「これで良いよ」と言うと、
朱里は「ちゃんと選んでよ〜」と
大きな声で言うので
店員さんや女性のお客さんの
注目を浴びてしまった。
たぶん「バカップル」と
思われたはず。
買い物が終わり
フードコートで昼食をとった。
いつもはラブホか
個室のあるお店か
カラオケボックスしか行かないので、
大勢の人がいる場所は
初めてかも知れない。
朱里は「なんかイイね!」と言って
周りを見回していた。
本当はデートって
こう言うものなんだよね。
焼きそば
たこ焼き
フライドポテト
コーラ
定番のフードコートメニューだが、
お互い食べさせあったりして
デートを満喫していた。
朱里は「私、今の病院辞めようと思っているの」と
言ってきた。
今は午後の4時間しか働いていないけど、
フルタイムではたらこうと思っているらしい。
そうしたら、僕との時間も
沢山作れるとのこと。
今の病院は、美沙さんもいるので、
会いたくないとも言っていた。
僕はまだ美沙と別れていないので、
早く別れて欲しいともいわれた。
美沙の名前を言う朱里は表情が暗い。
僕は朱里に「必ず」と言うと、
朱里は「人妻に二股かけるなんて、
どんだけたらしなの~」と笑っていた。