働く女性のためのライフ・ファシリテーター

Mami Grace(マミ グレイス)です。

ブログにお越しいただき、

ありがとうございます。

 

そろそろ、4月の入社に向けた

採用職員研修が始まっていますね。

 

先日、中堅の女性から、

「新しく職場に入る採用者への

研修講師を依頼されました。

どんなふうに組み立てたらいいでしょう。」

と、ご相談を受けました。

 

彼女は、

研修講師に指名されたことを

とても意気に感じている様子。

良かったですね!

 

 

だからこそ、

あれも、これも話したい!

でも、

時間が限られていて・・・

どう整理したらよいか、

わからなくなってしまったそうです。

 

そんなときは、

内容について考える前に、

まず、今回の研修について、

アウトラインを整理してみることが大切です。

 

 

ポイントは3つ。

 

第1に、研修の意図を確認します。

 

ご自分のパートだけでなく、

研修全体のプログラムを見て、

全体の流れ、

その中での役割やテーマ、

主催者の意図はどうか、

確認しましょう。

 

そのうえで、

どんな役割を期待されているのか、

なぜ、その役割が必要とされているのか

前後の研修とのつながりはどうか、

 

このポイントから、

ご自分の役割と立ち位置を考えてみましょう。

 

 

第2に、ご自分が任された

研修の条件を確認します。

 

実質的な持ち時間は

会場の広さは

ホワイトボードなどの設備は

対象は、新卒なのか、経験者なのか。

人数は。

 

そして、

その会場にいる受講者の方々を想像してみてください。

緊張しているのかしら。

それとも、研修に慣れているのかな。

どんなことが知りたいのかしら・・・

 

このポイントから、

受講者にあったボリュームや

構成を考えてみましょう。

 

 

第3に、研修講師としての目標

 

「研修が終わったとき

受講者の皆さんが

どんなふうに(どんな気持ちに)なっていてほしいか」

を設定します。

 

目標は、

貴女が皆さんにプレゼントしたい状態

を想定してみましょう。

 

たとえば、

 

「受講者同士が打ち解けて仲間意識がもてる」

 

「ドキドキしながら座っている受講者が、

みんな笑顔になって足取り軽く帰っていただく」

 

「お客さまに、きちんとお茶をお出しできる」

 

状況に応じて、

さまざまな目標が設定できますね。

 

これが、

研修のゴールとなります。

研修の内容や資料は、

すべて

この目標を達成するための手段。

 

迷ったときは、ここが大切なところ。

自分で設定した、

この目標にあっているかどうか

チェックしてみるといいですね。

 

 

ご相談いただいた彼女も、

目標をしっかりお持ちでしたが、

内容が目標とは違っていたために、

違和感があったのでしょう。

 

「この3つのチェックポイントで、

研修を組み立てられそうです。

やっと頭の中が整理できました。

資料作り頑張ります!」

と言って帰られました。

 

どんなオリジナルコンテンツになるか、

私も楽しみです。