働く女性のためのライフ・ファシリテーター

Mami Grace(マミ グレイス)です。

ブログにお越しいただき、

ありがとうございます。

 

9月~10月に全国で開かれる決算議会。

長い期間出席される公務員の皆さんは、

いつ質問が来るかとハラハラドキドキです。

 

前回は、

質問はご自分の業務を

より理解いただくチャンスであることを

ご紹介しました。

     「初めての議会(1)質問はチャンス」はこちらから

 

今回は、

そのチャンスを活かした専門職、

保健師さんの一例を

ご紹介します。

 

住民の健康を守る専門職、

保健師をご存知ですか?

市役所には必ずいて、

健康の悩みなどの相談を受けています。

 

保健師のような専門職も、

経験を経てライン職となりますが、

一般の事務にあまり慣れていないことが多く、

初めて議会に出席するときに、

アドバイスを

させていただいたことがありました。

 

議員から

「子どもの誤嚥(誤って飲み込むこと)について質問する」

という事前通告をいただき、

慣れないことで、

どう話そう、と悩んで、

原稿を書きあぐねていらっしゃいました。

 

 

保健師は、

毎日、住民の方々と、

わかりやすく話をするプロです。

議会だからと言って、

難しい言葉を使う必要はありません。

 

お話を聞いてみると、

母子手帳には、

穴の開いているページがあり、

その穴を通過するものは、

子どもが飲み込む危険性があるもの。

まず、これを目安にしていただくことができる、

とのこと。

 

私が子育てにかかわっていた時期には、

そんな穴の開いたページはなかったわ・・・

きっと、議員も見たことがないかも!

 

せっかくなので、

母子手帳の現物を持ち込んで、

実物をお示ししながら、

説明することをお勧めしました。

 

そして、

「乳児健診では、

誤嚥だけでなく、

喉をふさぐ可能性のある、

一回り大きなものにも注意を促しています」

という、

専門職ならではの現場情報も添えて、

話してみてはどうかしら?

 

もちろん、上司である部長に、

こういう答弁をしたいのですが、

と事前に相談しておきます。

いざというときに、援護していただけるように。

 

そして、

その結果は・・・?

もちろん、大成功!

 

実物のアイキャッチに加えて、

専門職ならではの現場感のある答弁。

 

和やかな雰囲気の中で、

無事、議会デビューができました。

 

議会での答弁は、

慣れないことで、

どうしても緊張してしまいますね。

 

せっかくの機会を活かすには、

事前の準備も必要になってきます。

 

このことは、

また、次回にご紹介しますね。