働く女性のためのライフ・ファシリテーター

Mami Grace(マミ グレイス)です。

ブログにお越しいただき、

ありがとうございます。

 

一雨ごとに秋が深まっていきますね。

 

食欲の秋、

芸術の秋、

スポーツの秋・・・

 

涼しくて過ごしやすい秋には、

たくさんの形容詞がついていますが、

皆さまはどんな秋を楽しまれていますか?

 

唯一の趣味が読書の私は、

やはり、「読書の秋」でしょうか。

 

でも、

食べ物がおいしくなる食欲の秋

スポーツ日和のスポーツの秋

はすぐわかりますが、

なぜ、秋に読書が似合うのでしょう?

 

それは、夜の長さに関係しているのです。

 

7時を過ぎても明るい夏が過ぎ、

秋分の日が過ぎたあたりは、

一年の中で、最も夜の長い時期。

「秋の日は 釣瓶(つるべ)落とし」

と言われるように、

あっという間に暗くなります。

 

この秋の夜長を有意義に過ごそうと、

古代中国では、

「灯火親しむべし」

ということばが広まりました。

 

これは、唐の時代の詩人、

韓愈(かんゆ)の

「符読書城南詩(ふ しょを じょうなんに よむ)」

という、学問をすすめる詩の一文から、

「やっと涼しい秋になったので、

夜長には灯りをともして読書するのに最適」

という意味のフレーズになったようです。

 

暑い夏が終わって、

涼しくおだやかな秋の夜長に、

「灯火親しむべし」

 

なるほど、

虫のこえを聞きながら、

本を片手に夜更かし、

そんなシーンが目に浮かびます・・・

 

 

えっ、

そんなシーン、

想像できませんか!?

 

確かに・・・・

現代では、

もう夜は暗くありません。

夜が長くても、

映像や楽しみがたくさんありますから、

じっくり本を読む、

という環境ではなくなってきています。

 

だからこそ、

ご自分で、

「灯火親しむべし」という環境を

意識して作ってみてはいかがでしょう。

 

読書も自分磨きの一つ。

好きな本を読むだけでも、

表現力、想像力、語彙力が

知らず知らずのうちに身についてきます。

受験勉強とは違って、

知的好奇心による学びは、

ワクワク、愉しい!

 

どんな本を読んだらいいかわからない、

という方は、

ぜひ図書館に行ってみてください。

 

夜まで開館している図書館も多くなってきましたが、

何も予定のない休日に、

散歩のついでに寄ってみませんか。

 

新聞、雑誌、月刊誌。

最新刊を読み飽きたら、

書棚をのぞいてみましょう。

 

立ち読みも、

座り読みも、

読み放題!

 

時間を忘れて読み耽り、

いつしか外が暗くなっていた・・・

そんな時間の過ごし方も、

また愉しいもの。

 

読書は、

(愉しいのはもちろん)

人生100年時代を生きていく貴女の、

大切な無形資産

学び続ける力を養ってくれます。

 

カフェで過ごすゆったりした時間。

傍らの本のページをひらいて

本の世界に遊んでみる。

貴女らしい、知的なスタイルで

秋を愉しんでみませんか。