働く女性のためのライフ・ファシリテーター
Mami Grace(マミ グレイス)です。
ブログにお越しいただき、
ありがとうございます。
9月16日は、敬老の日。
地域の敬老会があったり、
ご家族でお過ごしの方も
多かったことでしょう。
毎年、敬老の日にあわせて、
総務省統計局から、
高齢者に関する統計トピックス(9月15日現在)が
発表されます。
65歳以上の高齢者は、
3588万人。
総人口12617万人の
28.4%と、
過去最高となりました。
100歳以上の方も、
7万人に達しています。
男女7人の人がいるとすれば、
男性4人のうち1人が高齢者、
女性3人のうち1人が高齢者
という割合です。
この割合を世界で見ると、
2位のイタリア(23.0%)を大きく引き離し、
ダントツの世界第一位。
国立社会保障・人口問題研究所の推計では、
約20年後の2040年には、
35.3%
実に、
3人に1人が高齢者となります。
この数字からも、
日本が、
世界中の誰も経験したことのない、
超高齢化社会に入っていることがわかります。
こういった人口構成の変化は、
社会を支える仕組みに、
大きな影響を与えます。
増加する高齢者のニーズに合わせた
社会保障制度をはじめとした、
さまざまな制度の見直しも、
待ったなしの状態だと言えます。
最近、
健康をテーマとしたTV番組が、
毎日のように放映されていますね。
平日午後の番組CMが
健康食品ばかりだなあ、
と思っておりましたら、
高齢者のネットショッピングも、
この10年で、
2.6倍に増加しています。
インターネットを使いこなす方々が
高齢者世代になってきているのですね。
一方で、
2018年の労働力調査によると、
高齢者の就業率は、
65~69歳が46.6%、
70~74歳が30.2%、
75歳以上でも9.8%と、
想像していたより
多くの方々が現役で働かれています。
これは、
世界主要国でも、
韓国の31.3%に次ぐ、
高い水準の就業率です。
法制度も、
70歳までの就労機会を拡大する方向で、
改正が予定されていますから、
この傾向はますます高まっていくのでしょう。
もしかしたら、
これまで地域活動の担い手だった
高齢者の就業率が上がることで、
役員の引き受け手がいない、
というような課題も、
新たに出てくるかもしれません。
このように、
統計をみると
「人生100年時代」が、
他人事ではなく
ついそこまで来ていることを、
改めて感じさせられました。
自分はどう生きていくか。
何を選択し、何を選択しないか。
その可能性を広げるために、
「健康」、「スキル」、「コミュニケーション」
といった無形資産が、
ますます大切になってきますね。