はまりにはまった「射雕英雄伝」
あっという間に観終わりました。
おもしろかったです。
今までみた武侠ものの中で一番かも。
それでは↓感想を。(ネタバレあり)
最後の数話はおもしろさがちょっと急降下したような感じは受けますが、
しょうがないのかもしれません。
次の作品でも主人公2人は登場するし・・・。
でも正直、神雕侠侶をみたときには、
やっぱりこの2人の魅力はあまりわからなかったし、
全真教などについても中途半端だったし、
射雕英雄伝をみてから、神雕侠侶をみたほうがいいです・・・。
でもこれって確か3部作なんですよね・・・?
3つ目の作品はどうなっているのでしょうか?
誰か教えてください。(泣)
まぁでもとりあえず観終えたので、
主要キャラについて振り返っていきたいと思います。
★主人公 郭靖
この人は・・・
今までの武侠ものの中では一番好きな主人公になりました。
俳優さんまで好きになって、
現代のドラマでまたコンビを組んだ2人の作品「BEACH」も観始めてしまいました。
郭靖は、
いろんな選択をいろんな場面で迫られますが、
その選択肢はどれも難しく・・・
郭靖じゃなくても迷うような問題で、
「なんでそこでそうなるの?」と怒りたくなるような展開がほとんどない。
両親を殺され、師匠も殺される。
それでも最後には憎しみを無意識のうちに、
心に沈め、前へ進む強さがある。
素直で優しくて最高でした。
もっと見ていたかったなぁ。
★黄蓉
郭靖をどんなときも支えて愛する人。
小悪魔的なところが魅力。
しかも変に身を引いたり、
自分の気持ちを隠したりする武侠ものヒロインとは違い、
しっかりした頭のいい人。
郭靖とのコンビも最高でしたが、
同じぐらいお父さんとのコンビもいい感じでした。
クライマックスの活躍は見事。
あの自分の命に代えても、郭靖に誤解されたままじゃいやだ。
と真相を暴くところは何度思い出しても切ない。
★洪七公
いつのまにか武功を完璧とは言わずとも取り戻していました。
九陰真経のおかげ?
この人はすっごくいい師匠。
すごく好きです。
最初はぶっ飛んだ人に見えましたが、
頭のいい、優しい人。
主人公2人との3人コンビもよかったですね。
★周伯通
この人はまたすごいキャラでした。
こんなキャラが1人いたら、
それを中心におもしろくなるのかな。(笑)
かなり強いし。
意外な過去も・・・。
でもこの人が出てくると、
プラスな展開に物語が進んでいくような気がして安心しました。
★西毒
息子を亡くし、
九陰真経を手にいれることしか考えられなくなった人。
かなり強くて、頭もいいはずなのに・・・
もったいない人でした。
最後は自滅?
でも主人公2人が倒したことにもなるのかな。
★完顔洪烈
金の王でありながら、
そのイメージよりも・・・
楊親子を愛してしまった切ない人というイメージのほうが強い。
この人をこの親子が愛していたら、
物語は大きく変わっただろうなぁ。
悪人の一面ももちろんあり、
実際そうなのですが、
最期はなかなか潔かったです。
呉越の夫差をちょっと思い出しました。
★楊康&念慈
この2人は主人公カップルに比べて、
悲惨な将来をたどりました。
でも息子たちは幸せになるよ。
と伝えてあげたい。
楊康は最期まで父(権力)と念慈の間でゆれ続け・・・
どっちを選ぶこともできずに亡くなってしまいました。
もう少し時間があれば決断できていたのか。
微妙ですね。
念慈は美人だし、もっといい人もいたはずなのに・・・。
恋は盲目。
マイナス思考になりすぎず、
グッと楊康を引っ張っていけるような行動力があったら・・・
黄蓉みたいな。
★江南七怪
武功的には黄蓉にももしかしたら負けてしまう・・・
というのが現実的ですが、
最期まで真っ直ぐなまさに義侠の人たちでした。
けれど弟子にはあっという間に追い抜かれてしまうし・・・
もうちょっと大きな扱いを受けてもよかったんじゃないかなぁ(作品的に)
★黄薬師
この人は武功的にはあっとう的。
どうして奥さんが亡くなってしまったのかという具体的な説明はなかったですが、
とても愛し合っていたようです。
この人が愛した人ってどんな人だったんだろう。
と思います。結婚までの経緯が知りたい(笑)
そして何より娘loveなお父さんでもあります。
最後には郭靖のことも認め、
応援。この人に認められたら、
無敵な感じがします。
・・・と振り返ってみましたが、
この作品はキャラが多く、しかも1人1人個性があるので、
全く感想を書ききれません。
今振り返ったキャラたちについても、
まだまだ魅力がいっぱい。
もっともっと見ていたかったなぁ。
と強く思います。
とにかくみてほしい・・・
作品です。