殺人都市川崎 浦賀和宏
地面師たち 新庄耕
暴虎の牙 柚月裕子
家事の断捨離
しない家事
みんなの台所仕事
黒鳥の湖 宇佐美まこと
コスメティック 林真理子
カケラ 湊かなえ
「殺人都市川崎」は、
川崎出身川崎在住の著者が
川崎を強烈にディスった小説。
しかも、今年2月脳出血により
41歳の若さで急逝したため
遺作となったということで
川崎に住む私は楽しみにしていました。
作中で描かれているように
確かに治安の悪い街で
見知った場所もたくさん出てくるので
そういう意味では面白かったのですが、
ストーリーとしてはなんだかいまいちでした。
「カケラ」は、幼なじみの娘さんが
ドーナツに囲まれて自殺したことを知った
美容クリニックの女医が
親や友人、担任教師など関係者に
話を聞きながら真相に迫っていくストーリー。
最初から最後まで
登場人物が会話しているだけで話が進んでいく
「告白」と同じスタイルです。
いろんな角度からの視点になるので
自分がだれに焦点をあてて
読めばいいか分からなくて、
私はちょっとこの書き方が苦手です。。
最終的に何が言いたかったのか
分からないままの一冊でした。
他の作品もひきこまれるほど
面白いものはなくて、
なんだか不完全燃焼の9冊でした。
