*4月の記録* | ♡まみ日記♡

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フルタイムで働く兼業主婦です。食べることが大好きな夫婦と豆柴との日常を綴った記録です(﹡ˆᴗˆ﹡)♡

悲願花  下村敦史
復活祭  馳星周
ふたりぐらし  桜木紫乃
女が死んでいる  貫井徳郎
絶叫  葉真中顕
未来  湊かなえ
マチネの終わりに  平野啓一郎
ある男  平野啓一郎



下村敦史さんは
好きな作家さんのひとり。
「一家心中の生き残りでも、
私を愛せますか?」という
帯を見ただけで興味をひかれ、
読むのを楽しみにしていました。

一家心中で一人生き残った主人公が
過去と決別するために訪れた
両親の墓で出会う女性。
この女性は親子心中で子供を失い、
自分だけ生き残った母親だったのです。
加害者と被害者は
表裏一体だということを
改めて感じるとともに、
ラストにはどんでん返しがあり
やはり期待を裏切らない一冊でした。



「マチネの終わりに」は、
アメトーークの
読書芸人で紹介されていた本。
今秋、福山雅治×石田ゆり子で
映画化されることでも話題になっていて
ずっと気になっていたので読んでみました。

40代の大人のラブストーリーで
未来だけではなく
「過去も変えられる」という
メッセージが織りこまれています。
お互い想い合っているのにうまくいかず
邪魔者が出てきたりと
王道の恋愛ものなのですが、
私には文章が難しくて
全然頭に入ってきませんでした。
それでも最後まで読もうと
"我慢"して読みましたが。。
期待していただけに残念でした。



「マチネの終わりに」が
こんな感じだったので、
最新刊の「ある男」も
気乗りせず読んだのですが、
こちらは読みやすくて
とってもおもしろかったです。

結婚してすぐ
事故で命を落としてしまった夫が
戸籍を変え他人として
生きていたことを知り、
自分の愛していた人は
一体だれなのか探るというストーリー。
でもミステリー要素だけではなく
自分とは何なのか、
何が幸せなのかを考えさせられる場面や
在日問題、過労死など
社会問題も提起させられていて
盛りだくさんですが、
没頭してあっという間に読み終えました。