43回の殺意 石井光太
出版禁止 長江俊和
刑事のまなざし 薬丸岳
アノニマス・コール 薬丸岳
虚無 薬丸岳
スケルトン・キー 道尾秀介
1ミリの後悔もない、はずがない 一木けい
九月が永遠に続けば 沼田まほかる
東野圭吾さんの新作。
実は、ガリレオシリーズは
そんなにファンじゃないのですが、
それでもやっぱりおもしろかったです。
これで解決かなと思うと
最後に意外な真相が明らかにされて、
かなりの長編ですが
あっという間に読めました。
「43回の殺意」は
地元川崎で起きた、中学1年生の男の子が
多摩川で殺害された事件の取材記録。
ルポルタージュも好きで
気になった事件はわりと読んでいます。
この事件で
カミソンくんの服が燃やされた公園は、
事件当時わたしが住んでいた家の
目と鼻の先にありました。
きっと犯人たちはわたしが寝ている間
家のすぐ横の道を通ったと思うと、
かなり衝撃的な事件でした。
本の中では、犯人が育ってきた環境の
詳細に触れられているのですが
地元なだけに見知った場所ばかりで
興味深く読みました。
カミソンくんの家庭環境が問題にされて
親が悪いという意見もありますが、
何をどうあがいても
殺した方が絶対に悪いと思います。
今回の9冊はどれも全部おもしろくて
ハズレがありませんでした
