たまに心優しい家族や友人が、
「日本から何か欲しいものあったら送るよ」
と言ってくれるのですが、ボリビアでは2016年から郵便局が営業停止しています
夫いわく、郵便料金が高くて利用者がいなかったからだそうです。
なので、EMSなど郵送の受け取りはできないんですよね
日本からボリビアに小包を送る場合、DHLなどの国際サービスを利用することになりますが、配送コストが郵送の5倍以上だったりするので、気軽には頼めません
海外に住んでいると、こういうパスタソースとか、インスタントのスープやお味噌汁を送ってもらえたら嬉しいですよねー
日本食の話はさておき、ボリビア国内で書類や小包を送りたい場合はどうしているのか
うちのお店にも、遠方のお客さんがいて、商品を他県に発送することがあります。
そういうときは商品を梱包して、バスターミナルに持って行ってもらうようタクシーに依頼します
バスターミナルに荷物を持ち込むと、バスで運んでもらえるというわけです。
写真の箱の側面に”yacuiba”と書いてあるのは送り先の地名。モザイクをかけているところには、受取人の名前を記載しています。
なんと宛先情報はこれだけ
発送するとき、その荷物の番号が発行されるので、その番号を受取人に連絡します。
受取人は送り先のバスターミナルで番号を申告して、荷物を受け取ることができるというシステムです。
写真のような箱に入るパーツだけでなく、車のボンネットやドアなども送ることができますよ
でも、バスターミナルから離れたところに住んでいる人だっているよねそういう人たちはどうしてるんだろうというのが疑問だったので、夫に聞いてみました。
「うーん、急ぎだったら空港でも同じように荷物送れるよ。バスより高いけど」
「そうじゃなくて、バスターミナルも空港も近くにない人はどうしてるの?」
「え?ターミナルに行かないと荷物は受け取れないよ。どうしても自分で行けないなら、お金を払って誰かに行ってもらうとか。あとはDHLの国内サービスもあるけど、高いからあんまり使う人いないんじゃないかな」
やっぱり不便だな
でも日本と比べてしまうからそう感じるだけで、ボリビアの人たちにとってはこれが普通なんですよね。
郵便がないので、住宅には郵便受けもないです
電気・水道の請求明細の投函口なら見たことがありますが。
不要なDMとか来ないのは楽かもしれませんね