ボリビアでは、外貨不足が起きています$


私たちは、店で販売する商材を日本から仕入れているので、定期的に日本にドルで送金します。


いつもはBanco Ganadero(バンコ ガナデーロ)という銀行に、送金金額をドルとボリビアーノで持ち込んで、ボリビアーノはドルに両替してもらった上で送金するのですが、


ドルで持ち込んでくれれば送金はできるけど、両替することはできないと断られましたガーン



ちなみに送金金額をドルとボリビアーノで持ち込むと書きましたが、お客さんからの入金の大半はボリビアーノなので、ドルはほんの一部なんです。


この地域で両替してくれる銀行は、中心市街地にあるBanco Union(バンコ ウニオン)だけ。


両替にはかなり長い列ができていると聞き、夫は朝5時に銀行に向かいました太陽


昼前にお店に帰ってきたので、両替できたのか聞くと、並んでも両替できるのは翌々日になるので、やめて帰ってきたとのこと。



翌日夫は朝3時に銀行へ大あくび

この日は義父が朝6時に夫と合流して、午後3時ごろにお店に帰ってきました。


ようやく両替できましたが、3,500ドルまでという制限つき。


3,500ドルだって大きなお金ではあるんですが、商材仕入れの金額には全然足りないんです泣くうさぎ


ちなみに、私はなぜ義父が一緒に並びに行ったのか理解していなかったのですが、高齢者は優先されるので、早朝から並べばその日のうちに両替してもらえるからでした。



1人が両替してもらえるのは、月に1回だけなので、別の日に次は義母の名義で両替。


前夜10時から並べば、翌日の午前中に帰って来れるのではないかと考え、夫は一晩中並びましたが、結局帰って来たのは義父のときと同じ午後3時ごろでしたぐすん


また4月になったら同じように両替に行く予定ですが、この状況が5月以降も続くなら、期日までにドルを用意することができません。



街に両替商をしている人もいますが、この状況なので銀行と同じように金額に制限があったり、レートが悪かったり。


銀行は正規レート1ドル=6.96Bs.

両替商は1ドル=7.3Bs.とか


なぜこんな状況になってしまったかというと、ニュースでは、天然ガスの輸出が減少していることや、国際的なインフレの影響などと言われています。


前職の同僚からは、ペルーの鉱山の調子が良く、出た貴金属をボリビアがドルで買っていることが影響していると聞きました。


夫は、為替レートをコントロールするために政府が何らかの介入をして、この状況が起きていると考えているようです札束


理由は1つではなくて、上記のようなことが重なった結果なのかな、と思います。

状況をいち早く察知した人たちが、両替に走るというのもありますし。



実は今の状況になる前から、「ボリビアは2011年から1ドル=6.96の固定為替レートだったが、いよいよボリビアーノも安くなる」という情報があり、義両親から持っているボリビアーノをドルに替えておいた方がいい、と言われていたんです。


しかし夫は、あまり深刻に考えていなかったため両替に行かず。

私も、夫がそれでいいと思っているならと特に何も言わず。


義両親からしたら、「だから言ったのに、それ見たことか」って思いますよねショック


義母と義弟嫁さんから、「こういうとき男は楽観的だから、あなたが『両替に行こう』って言わないとダメなのよ。日本は男性が手綱を握るものかもしれないけど、ボリビアでは女が強くならないと」と言われたので、今後はもっといろんなことを考えていかないとなぁ。