まめ放言(2013.3.30) | マメタイムスのブログ

まめ放言(2013.3.30)

▼28日に放送された、 NHKのBSプレミアム番組 「BS歴史館」 で東日本大震災をキーワードに江戸時代に日本史上最大の飢餓 「天明の飢餓」 が取り上げられた。 その中で、須賀川市立博物館所蔵の内藤家文書をもとに 「寛政の改革」 で知られる白河藩主の松平定信公が 「赤子教育手当」、 現代でいう出産祝い金の政策が紹介された。 当時の幕府では珍しい 「民政」 を掲げ活躍した定信公がいかに国民を大切にしたことが伺えられる内容だった。
▼東日本大震災を経験し、 国や自治体は防災には 「地域の活力」 が必要と考えている。 須賀川市も 「協働」 の理念のもと地域住民による防災意識の向上が必要と掲げているが、 そのためにも住民が主役となる政策が必要だと感じる。 震災を経験したことで 「地域」 こそが有事の際に細部にわたり手を差し伸べられるのではないか。
▼昭和、 平成の大合併により村や町が市となり大きな行政となったものの、 地域によっては文化や風土が違う。 国の権限を自治体に移管する地方分権が叫ばれている中で、 自治体もまた地域単位での行政執行も必要だろう。 地域を主役とすることで各地域が魅力的なまちとなり、 結果的に自治体も活性化され、 人口増加や地域振興等にも繋がるのではないか。