まめ放言(2013.3.18) | マメタイムスのブログ

まめ放言(2013.3.18)

▼ 「暑さ寒さも彼岸まで」 の春彼岸となった。 今年の冬は本当に寒かった。 墓地には削り掛けの彼岸花が色とりどりの花を咲かせている。 この花も現在のようにハウス栽培の生花を作れなかった時代に智恵をしぼって作られたものであろう。
▼東日本大震災から2年経つが市内各地の寺院にはまだ倒れたままの墓石や灯篭が目に入る。 復興にはまだまだ大変なことがあるのだと思われる。
▼昨日は旧暦の初午だった。 稲荷神は豊穣の神として江戸幕府は士族と農工商を営む者たちに祀るように奨励したという。 それで、 稲荷神社が全国各地にあり、 氏神の多くは稲荷様であるという。
▼祭りには赤い幟か5色の色紙で幟を作り神社名などを書いて奉納していたが、 最近はあまり見られなくなってしまった。 民俗行事として続けたいものだ。 春の日ざしに何となく暖かみを感じる。
▼大震災のあと各地の民俗行事や芸能が途絶えようとしている。 身近にあるものから続けたい。 彼岸の墓参りもその一つだろう。 一軒の家に孫、 ひこが居た時代の墓参りはにぎやかだった。 「彼岸婆先頭にして後に続く 味子」