まめ放言(2013.3.16) | マメタイムスのブログ

まめ放言(2013.3.16)

▼20日は 「春分の日」 だが、 平成5年3月20日のこの日福島空港が開港し、 20年の歳月が流れた。 ちょうど20の数字が並ぶおめでたい日となった。
▼開港当時、 日本国内は勿論、 海外の旅に福島空港から出発できると大きな夢が広がった。 須賀川市と玉川村の境に空港が立地したことで、 経済効果や就航先との交流など大きな期待感が生まれた。
▼平成12年には、 2500㍍の滑走路が全面供用され、 初めてジャンボ機が飛来し、 空港の利用価値が高まった。 その後、 空港を取り巻く環境が激変、 大量輸送時代から地方路線の廃止・縮小、 機材の小型化へとシフトした。
▼東日本大震災の発生は、 空港にとって大きな転機をもたらした。 平成11年に就航した国際線定期便上海・ソウル便の運休と大きな試練を迎えた。 あれから2年経っても再開の見通しが立っていない。 この定期便は福島県が持続発展する礎となっており、 早急の再開が望まれる。
▼空港の機能として、 観光客誘客の役割とともに、 大震災の教訓を契機に防災機能の強化が焦点となっている。 今までにない役割が生まれてきた。 防災・物流機能拠点や災害時の患者搬送拠点とこれからの空港の存在価値を高める機能を持つことが、 空港の将来像につながる。 20周年を契機に人員輸送の外、 これらの機能を充実させることで、 空港の優位性を高めてほしい。