まめ放言(2013.3.13) | マメタイムスのブログ

まめ放言(2013.3.13)

▼東日本大震災から2年が経過、 11日には藤沼湖決壊による被災者の会主催の 「東日本大震災・藤沼湖決壊に伴う犠牲者追悼式」 が執り行われた。 遺族や被災者、 来賓、 市民ら約80人が出席し、 式は厳かに進められた。
▼ 「2年を区切りに前向きに歩みたい」 「まだ死が受け止められない」 「そっとしてほしい」 など、 遺族にとって身内の死は、 体験した者にしか理解できないもので、 総まとめにしたようなありきたりの励ましの言葉 「頑張って」 では済まされない。
▼そんな中、 一般市民の参列者の中に旧市内の市議会議員が1人いて献花していた。 地元長沼地域選出議員は別の席にいたが、 一般席にいたのはこの議員だけで、 「この人なら市民のために何かやってくれるのではないか」 と単純に思わされた。 見ている人は見ている。 個々の都合もあったかもしれないが、 市民を代表する議員のうち何人かは一般市民として参列しても良かったのではなかろうか。
▼NHKのアンケート調査によると 「風化している」 と感じている人は60%を超えている。 何とも悲しい現実だ。 風化させないためには 「言葉や映像で語りつなぐ」 ことが大切という。 災害は繰り返す。 この教訓を生かすためにも風化させてはならない。