東日本だ震災から2年、倒壊した本社を再建した林精器製造 | マメタイムスのブログ

東日本だ震災から2年、倒壊した本社を再建した林精器製造


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須賀川市森宿の林精器製造㈱ (林明博代表取締役) は、 東日本大震災で倒壊した本社を再建し操業を再開した。
震災当時、 国道4号沿いにある同社は3階建ての工場兼事務所が全壊、 2階は半壊、 本来1階へ続く階段もなくなってしまい、 従業員たちは避難通路を這うようにして避難した。
奇跡的に全従業員ケガなく無事に避難できたが、 同社ではその後火災も発生し翌日まで消火活動が続けられた。
同社は、 すぐに生産を再開しようと市内横山町にあるセイコーインスツル (株) から使われていない工場を借り受け、 倒壊した会社から機械を運び、 自分たちで修理して震災から約3ヵ月後に操業を再開した。 生産は以前の状態に少しずつ近づいていたが、 会社を元の場所に立て直したいと従業員全員で目標を決め、 新たな気持ちで再出発した。
同社では 「震災から2年が経過、 従業員の奮闘や多くの市民の支援、 数々の励ましの言葉を受け同社は以前と同じ場所に再建。 これからも感謝の気持ちを忘れず、 新たな成長をすることが地域の皆様への恩返しと考え、 得意とする電子機器部品製造と切削・研磨の技術を医療へ活かしていきたい」 と話している。
(再建した同社)