11月23日は、日本胃癌学会後援の希望の会セミナーの記念すべき第1回。【スキルス胃がんを知る】
金沢大学付属病院 伏田幸夫先生が、90分に渡る話をしてくださり、のち、会場からの質問にも丁寧に答えてくださいました。
写真、図を交えながらの話で、自分の身体の中に何が起きているのかがやっとわかります。
7割がステージⅣでみつかり腹膜播種を伴うこと
手術後、半数近い割合で腹膜再発が起こること
スキルス胃がんを知ることは、いかに難しい病気であるかという現実に向き合うことになります。
内視鏡、CT、PET検査でわかること、わからないこと
何を見て、医師は治療を選択しているのか
化学療法が確立されてきた臨床試験の経緯
患者家族が知りたい、そして、理解につながる内容の全てを話してくださいました。
理解をすれば、根拠がない民間療法の危うさにも気づけます。
『突きつけられた現実は厳しい。
厳しいけれど、聴いてよかったと思います。そして、私たちに伝えようとする先生の想いを感じ、自分の今から目をそらさず、治療、命に向き合っていこうと思えました』
患者家族の知りたいにこたえる場を、これからも作っていきます。