2005年06月24日(金)(その5)
楽器に触るのも何だか限界に来てる感じだし、ミーのそばにいてやれることと言えばこのホビー系の趣味の再開が一番現実的であるような気もする。
たが、安くない趣味・・つまりは遊びだけにミーの抵抗はかなりデカいものになることは避けられまい。
なに子供みたいなこと言ってんねんとひと蹴りされるに違いない・・・しかし小さい頃に絶対に手に入らなかった高価なプラモ・・・当時の価格で言えば2~3千円は最低して、リモコンで、マブチモーターでもREシリーズの強力なモーターを搭載する、それが車であれタンクであれ、本格的な金属バネを使用するクッションシステムでなくてはならなかった。
もしタンクであれば大きめのREモーターを二個は使用するし、車であれば着実にデファレンシャルギアを搭載した本物同様の車でなくてはならなかった。
とにかくリモコンで動くことにこだわったし、妥協して作った超子供の頃の1/32スケールでゴムのキャタピラのシャーマン戦車などではなくて、ソ連のT34でもなくて、できればイギリスのやたら車高の低いチーフティーンかドイツのタイガー若しくはロンメルの1/12スケールで、キャタピラを一個一個根気よく繋げて作るリアルな代物で、当時佐賀の田舎で、子連れ住込みで母親と自分が世話になっていたガソリンスタンドの隣にあった製材所で、いつもうず高く積んであったオガ屑の山をリアルに走らせるのが夢だった。
デフを有するちょっと小さめの古いZとか付かない日産フェアレディはかなりお気に入りでハンドルをリモコンで切れるのがたまらぬ魅力だった。
とてもラジコンなど手に入る筈も無く、ひも付きリモコン・・しかしちゃんとハンドルが機能するプラモで相当ワクワクして遊んだものだった。
あと流行ったのがグリコのアーモンドキャラメルの箱かパッケージのどこかに点数が書いてあり、何ポイントかを貯めれば貰える・・
システムは忘れたけど、とにかくかなり高いハードルのポイントを貯めると1/24スケールのアルミシャーシで同じくマブチ製の強力なモーターを有し前方下部に二つのブラシが付いていて、あらかじめ溝付きコースに張り巡らせた電線から電流を貰いコースを疾走するF1のレーシングカーを貰うのが、かなりデッカイ夢だった。
だが、それなりに裕福なうちの子でないと到底貰えぬ量のグリコで、当然自分などに叶う夢である筈も無く、まさしく見果てぬ夢だった。実際手に入れたヤツもいて、超羨望の念で見せて貰っただけだった・・・
今となってはターゲットは違うけどちょっと頑張れば叶う夢かもしれぬ・・・本気で画策に走ってみようかな・・・
なるべく場所を取らないとなるとNゲージはハマりだしたらえらく大掛かりになりそうで非現実的・・・
タンクはゆっくり動くしペインティングまでハマったら結構いいかもしれないな。
まあしかし、取り敢えずプラモに走るなら、ずっと子供の頃から夢見ていた「頭上の敵機」ギャラガー大佐の乗るB17の、なるべくデカいスケールのものを作りたいな。
B24でもB29でもなくて、B17でなくてはならないのである。
(頭上の敵機・・B17)