「儘夢」から戻ってさ程の時間を待つこともなく寝込んでしまっていたらしい。目が覚めたら夜中の三時・・・草木も眠る丑三つ時ってとこか・・・調べたらAM2:30~3:00を丑三つ時というらしいが・・・

 

そこからは、この勢いだと、もう眠ることはできないと悟り、点けっ放しだったテレビを観ることにした。

 

NHKである・・・ベネズエラ・グワテマラ・あと・・そうか・・パナマだった。南米の国々の様子を各国の独自の音楽をバックに紹介してる番組だ。

 

何というか、貧困は隠しようが無いが、でもなぜか惹かれる光景が続く。音楽も然り・・遠い昔の、佐賀での生活を想い出してしまった。

貧しいがホッとする静けさ、早朝の風景が浮かんでくる。川面に水蒸気が揺らぎ、空は澄み渡り、道端の雑草は少し露で濡れている。

 

前にも書いた記憶があるが、近所のジイチャンがふんどし一丁でゆっくり散歩していた。道路工事のロードローラーが止まっていて、エンジンルームに頭を突っ込むと焼けた軽油の香り・・・

その香りが自分は大好きだった。朝の清々しさは何とも言えず気持ちよかった・・・

 

はてさて、いろいろと思いを巡らせてみても、一向に時間が経たない・・・やっと4時半過ぎになって、シャワーを浴び5時過ぎには部屋を出た。

 

駅に着き都営線はすぐに来て、市ヶ谷駅で釣り堀を眺める。やっぱり田舎のそれと似通った朝の清々しさを感じる・・・

空にはもう秋の雲が朝陽を受けて燃えるような橙色に光っている。

 

何だか得した気分の早朝である。船橋に着いてもまだ6時半前・・・朝飯を松屋のハムエッグ定食で済ませ、どこかでコーヒーをと探すが、ドトールは7時にならないと開かない。見回したところマックが開いていた。

 

マイブック1ページ目を過ぎたあたりでやっと7時なった。MDはオフコース、懐かしい響きである。ちょいとマックに飽きて来たし、コーヒーのハシゴで次はドトールに行ってみるか・・・

                                                                      (船橋マック)
(田舎の原風景八幡岳)