バリ5日目

シドメンからブサキ寺院に向かいます。

今日はブサキ寺院を巡りシドメンに戻る予定。

 

ブサキ寺院に向かっている途中、車窓からは、オゴオゴ(Ogoh-ogoh)の準備をしている集会場が見えました。

 

オゴオゴとは、バリヒンドゥー教の大晦日に悪霊を形どった御神輿を持って練り歩くお祭りのような催しです。

(深い意味があるのでしょうが、良く知りません)

 

奥の建物内に大きなオゴオゴがありました。

また、お揃いの黒のTシャツの販売案内もありました。集まりごとにチームTシャツを着るのでしょう。

(今年は3/28がオゴオゴで、3/29がニュピのようです。私は帰国してしまっていますが、妻はバリ島に残っています。羨ましい。)

 

実はこの車窓写真はオゴオゴを撮りたかったのではなく、バレクルクル(Bale kul-kul)をよく見たかったため(^_^;;

 

バレクルクルとは、、、日本で言うところ「鐘つき堂」みたいなもの。この写真では左端の部分です。

 

日本の鐘はたぶん銅でできていますが、バレクルクルは木製です。かつ、木製の鐘が2本ぶら下がっています。

用途は、、、今後の調査課題としようかと。

 

もうひとつ、これは寺院(Pura Puseh Lan Pura Bale Agun)にあるバレクルクルです。

車窓のため綺麗に撮影できていませんが、2本垂れ下がっているのが分かると思います。

 

 

音はどんな感じだろう、、、

いつ、誰が鳴らすのだろう、、、

謎は深まります(^_^;;

 

ブサキ寺院に到着、駐車場からはシャトルバスで入口の割れ門前までこれます。

雨期なのですごいスコールでしたが小降りになりました。

 

入口の割れ門を入ると東西南北の4方向に向いた魔除けが亀の背中に乗っています。シャトルムカ?(耳で聞いてカタカナ化)と言うとのことです。

 

先に進むと、まず、目に飛び込んでくるのが、プナタランアグン寺院(Pura Penataran Agung Besakih)です。

 

プナタランアグン寺院は、シヴァ神(Siwa)のおられるところです。

アグン山に向かって階段があり大きな割れ門があります。割れ門の手前までは行けますが中には入れません。

 

一番のメインのプナタランアグン寺院は混雑していましたので、隣の家族寺院(IDA RATU ~ 一族)の割れ門でまず記念撮影。

サルンなどは、夫婦共、レンタルしたのではなく昨日シドメンで購入しました。

 

ブサキ寺院には、大小さまざまな寺院があり、家族寺院も多くあります。家族寺院とは、聖職者さん(IDA ~ )とか昔の英雄?(ARYA ~ )とか、昔の鍛冶屋さん( Pande ~ )とかの一族の寺院です。

 

それぞれの一族の人は、まず、家族寺院にお参りしてから、神様のいるプナタラン・アグン寺院にお参りするとのことでした。

 

右から回るとまず、IDAさんの寺院がいくつかあり、その上にARYAさんの寺院がいくつかありました。

 

徐々に階段を登っていくと、、、

 

グラップ寺院(Pura Gelap Besakih)に到着。

 

結構、登りましたが、更に階段があります。

階段を登ると左右にバレクルクル(鐘つき堂)がありました。

 

どこまでいくのだろう、更に階段が、

この階段の先は寺院となっており、観光客は立入禁止でした。

 

ガードマンさんも階段の上部で見張りをしています。

ここにも右側にバレクルクルがありました。

 

グラップ寺院は、Pura Gelap と表記します。

Gelapを直訳すると「暗闇」です。

 

Pura Gelap は、洞窟の中にとか木々が生い茂った暗い場所にある寺院ではありません。ブサキ寺院で一番高い場所に位置しており、むしろ一番太陽光があたる場所でした。グラップ寺院は、イスワラ神(Iswara)を崇拝する寺院です。イスワラ神は太陽神です。ようは、Pura Gelap(暗闇)と言う名称ですが、一番明るい寺院だと思います。

 

太陽神イスワラは、白色で象徴されています。

グラップ寺院に真っ白な子犬が3匹いました。イスワラの申し子でしょうかね。

 

私は、ブサキ寺院の中で、グラップ寺院が一番魂がざわめきました。

 

グラップ寺院からの景観は、下に広がる緑豊かな美しい自然やブサキ寺院の多くの寺院を眺めることができ、また、景観だけでなく、すがすがしい空気とやわらかい光で包み込まれ、精神的に癒される寺院でした。

 

グラップ寺院から今から向かう方の眺望です。

 

ばえスポットに到着。

多くの観光客が写真を撮っていました。

ばえスポットは、キワタグン寺院(Pura Kiwe Tengen Besakih)です。ここはバランスを良くする寺院です。善悪を含みバリヒンドゥー教はバランスを大切にするのでしょう。

 

片側しか映っていませんが、右側の小さな祠と同じものが左右にバランス良く2個並んでいます。

 

つぎは、バトゥマデッグ寺院(Pura Batu Madeg Besakih)に。

 

入ると右側に石のモニュメントもあり、寺院の名称も石(Batu)となっていますが、水の神様、ヴィシュヌ神(Wisnu)を崇拝する寺院です。

 

バトゥマデッグ寺院の中の割れ門です。

割れ門が3個並んでいます。

右が入口で左が出口、真ん中の割れ門は、神様の通る道でしょう。

 

帰りは、昔の鍛冶屋さん( Pande ~ )の家族寺院側から降ります。

Pura Penataran Pande

Pura Ida Bhatara Ratu Bagus Pande

          :

鍛冶屋さん一族の家族寺院があると言うことは、バリ島では、昔は鉄は貴重な物だったのかも知れないです。

 

プナタランアグン寺院の出口側に降りてきました。

 

プナタランアグン寺院の正面の割れ門もお昼を過ぎると空いてきましたのでパチリ。

 

今回、巡った大きな寺院と神様

・シヴァ神(Siwa)

 プナタランアグン寺院

(Pura Penataran Agung Besakih)

・イスワラ神(Iswara)

 グラップ寺院

(Pura Gelap Besakih)

・ヴィシュヌ神(Wisnu)

 バトゥマデッグ寺院

(Pura Batu Madeg Besakih)

・ブラフマ神(Brahma)

 キドゥリンクレテッ寺院

(Pura Kiduling Kreteg)

※キドゥリンクレテッ寺院は川の向こう側だったので、グラップ寺院から遠目で(^_^;;

 

帰りはシャトルバスでなく歩いて駐車場まで参道を歩いて帰ります。

 

途中に、ウルンクルクル寺院(Pura Ulun Kulkul)がありました。

寺院名にクルクルとあるので、バレクルクル(鐘つき堂)の神様かも知れないです。

 

参道で、食事タイム。

入った食堂にはカレーが無かったので、ナシゴレンを。日本で言う焼き飯ですが、バリ島風味です。

 

妻はココナッツジュースをオーダー。

そのままのココナッツを隣で頭を切って出してくれました。

中身を飲んだ後は、殻を割ってくれて、ココナッツも食べました。

 

シドメンに戻り、夕飯はもちろんカレー(^_^)/

Lihat Sawahでバリニーズカレーです。

 

今日もカレーで締めくくり、、、

 

明日は、コーヒー屋さんによって、ニワトリのお皿を買って、Pura Goa Gajahに寄って、バリ舞踊(Semara Ratih)を見にいきます。

 

ではまた明日、、、