スイカの収穫が忙しくご無沙汰していました。
甘泉とマダーボールを栽培しましたが、百姓2年目にしてはまずまずの出来でした。
7月にすべて座布団を敷いて、
8月から収穫しました。
収穫日を計算して収穫しましたが、甘泉は大きさもバラバラで甘さも様々でした(^_^;;
ラグビーボール型のマダーボールは、大きさに関係なく甘くて美味しかったです(^_^)/
駆け出しの百姓なので、意外と簡単で美味しかったマダーボールは来年も栽培しようかと…
JAの即売所とスーパーの地産物コーナーに毎日のように出荷していました。
前書きが長くなり済みません。
たかがジーパン、されどジーパンです。
レプリカジーンズが盛んだった2000年前後に購入したリーバイスのレプリカジーンズです。
当時、確か1stモデルと言われていました。
ジーパンを買ったばかりの頃は、1日穿いているとこのジーパンのみ特に触ったつもりはなくても、両手の手のひらが青く染まりました。
これが「天然インディゴか!」と感動したことを思い出します。
(実際には天然インディゴかどうかは知りません)
当時は、ヒゲとか色落ちを意識したりはなく、まったく自由に穿いては洗濯いましたので、ヒゲとかハチノスはいまいちで左綾ジーンズのような線落ちとなっています(^_^;;
ただ、当時、その頃の感受性では穿いているだけで嬉しかったように思います。現在は、感受性が変わってきたのかもう少しカッコいい色落ちするように穿けば良かったかと(^_^;;
で、このジーパン、リーバイスなの???
・片側にしかポケットはありません
・リーバイス特有の赤タブもついていません
・ベルトループはなくシンチバックです
・サスペンダーボタンありです
・多分10オンス以下の薄手のデニムです
見た目、アーキュエイトステッチがあるため、かろうじてリーバイスだと分かるようなジーパンです。
当時を思い出しながら、すこしスペックを確認します。
■リーバイスの証
もちろんリーバイスですが、本当にリーバイスか確認します。
◇トップボタン
トップボタンとサスペンダーボタンに
★LEVI STRAUSS & CO S.F. CAL ★
と記載されています。
現在のモノとは少し異なりドーナツ状となっていますが、記載内容は同じですね(^_^)/
ちなみに社会の窓のボタンフライには何も記述がなしです。
◇リベット表裏
表裏共
PAT. MAY 1873
L.S & CO S.F
リーバイスですね(^_^)/
見慣れない「PAT. MAY 1873」の記載は1873年5月20日にズボンにリベットを打って補強すると言う仕様について、米国特許商標庁から特許を受け取ったと言う証でしょう。
◇パッチ
リーバイスのパッチは、ツーホースマーク(2頭の馬がジーンズを引っ張ってジーパンを裂こうとしている絵)ですが、これは異なり字だけです(^_^;;
1行目には
LEVI STRAUSS & CO.
とあります(^_^)/
4行目に
PATENTED RIVETED DUCK & DENIM CLOTHING.(「特許のリベットを打った、ダック生地のデニム」)とあるので、当時はまだツーホースマークではなくこのようなパッチだったのでしょう。
7行目には
EVERY PAIR GUARANTEED.(「どのズボンも保証されている」)とあり、当時の自信作だったと思われます。
他の行は、コスレテしまっているのと老眼で読めないのが残念(^_^;;
◇モデル番号
復刻版のモデル番号は501は付かず125-0024です。ポケット裏にはリーバイスの125周年のスタンプがあります。
125周年記念なので、125-0024として復刻されたのでしょうね。
アメリカ製です(^_^)/
アメリカの822工場で2000年1月の生産です。もちろんトップボタン裏も822でした。
これだけ確認すれば確実にリーバイスの復刻で間違いないですね。
■シンチバック
今思うとシンチバックに魅了されて買った気もします。当時はシンチバックを見ると買いたくなっていましたので。。。
このジーパンのシンチバックは、見た目は良いのですが、もちろん針は使用しておらず、ギザギザで留める形となっています。
けど、針はなくてもヤスリ状になっていて顔つきは良いです。
当時の現物は見たことがありませんが、ギザギザではなく、針で留めるようになっていたと思います。多分2本針かな。現在の復刻では、やはり、針が危険と言うことで、復刻ではギザギザになったのでしょう。
■セルビッジ
もちろんセルビッジデニムです。
白いですが、通称、赤耳です。
■持ち出し部分の末端処理
社会の窓の一番下の部分です。
かがり縫いされています。
当時の実物は切りっぱなしだったかも知れないですが、復刻版も雑なかかり縫いがとってもイカしています(^_^)/
ポケットの奥もかがり縫いされていました。
■片ポケ
後ろのポケットは片方のみです。
アーキュエイトステッチ(リーバイスの象徴となるカモメのような飾り縫い)は、1本針です。ようは、真ん中(カモメで言う顔の部分)にダイアモンド型の縫い目はないです。
リベットは、もちろんこの頃は、後付けだったと思いますので再現されています。
■ウエストバンド部分とバックヨークの縫い糸
ウエストバンド部分は後ろ部分で継いであります。現在のリーバイスは継ぎ目はないですね。また、縫い目が重ならないようにずらしてあります。ようは、ベルトループがずらしてある(オフセットベルトループ)のと同じですね。
また、ウエストバンド部の下の縫い方が現代のリーバイスとは違いますね。
バックヨークの縫い方ですが、内側から見ると現在のリーバイスとは異なるように見えます。
ウエストバンド
・継いである
・継ぎ目がずらしてある
・下の糸がウエストバンドの下部で縫ってある
バックヨーク部分
・内側は1本しか見えない
現代のリーバイス(66年モデルの復刻版)と比較してみます。
(下側が66501)
ウエストバンド部分もバックヨーク部分も縫い糸は同じに見えます。
(下側が66501)
66501とはウエストバンド部分の縫い糸の位置が異なり、ウエストバンドも継いであります。
66501のバックヨーク部分はチェーンステッチで2本縫ってありますが、1stモデルは1本しか見えません。
それがどうしたの?
っと言う内容ですが、当時の作りはこうだったのかと分かっただけで何故だか満足です。
温故知新、、、
百姓に転職して2年目、今年も大根16,000粒を蒔きました。
ジーパンに靴はレッドウィングでの作業もしていますが、さすがに今は暑く、、、
半ズボンに長靴での作業でした。
けど、穿きました。
たかがジーパン、されどジーパン、、、