たかがジーパン、されどジーパンです。
リーバイスの大戦モデル、、、
ヴィンテージのような風合いに育っています。
リアルなヴィンテージではなく、
大戦モデルの復刻版です。
リジットから穿いていました。
大戦モデルなので、
1944年の501の復刻となります。
復刻なので、44501と呼称されています。
44501復刻版の詳細確認
大戦モデル(44501)は、501ですが、S501XXとなっています。
S501XXのSは、
サスティナビリティでもスペシャルでもなく
シンプリファイド(Simplified)を示すSとなっています。
ようは、大戦モデルは、
「簡素化した501」と言うことになります。
大戦中なので資材節約と言うことでしょう。
月桂樹ボタンを用いた簡素化
トップのボタンは、汎用的な月桂樹ボタン
2個目以降は、汎用的なドーナツボタン
ようは、簡素化されています。
1944年モデルより、時期の古い1937年モデル(復刻版)と比較してみます。
44501は、見慣れたリーバイスのボタンとは異なる簡易化されたボタンが使用されています。
ヴィンテージの大戦モデルは見たこはないですが、なかなか味がある再現だと思います
ウォッチポケットのリベット排除
ウォッチポケットには、両サイドにリベットがありません。これも簡素化されたのでしょう。
1944年モデルより、時期の古い1937年モデル(復刻版)と比較してみます。
見ての通り、
ウォッチポケットにリベットなしです。
リベットが無いのは大戦モデルだけでしょう。
アーキュエイトステッチの糸なし
リーバイスのバックポケットの飾り模様です。
普通は糸で弓型の模様となっています。
リーバイスは、これをアーキュエイトステッチと呼称します。
アーキュエイトステッチは糸ではなくペイントされていました。ようは簡素化。
ここまで穿くとペイントなので剥げてしまってますが、わずかにペイントが残っています。これも復刻版で再現されています
赤タブ
赤タブは簡素化と言うことではないです。簡素化であればつけなければよいので
大戦モデルの赤タブは、ビッグEです。
ようは、右ポケットの赤タブに「LEVI'S」と書かれています。現行は「LeVI’S」です。
あと、均等Vです。ようは、LEVI’SのVの字の左右が同じ太さとなっています。
復刻版なので赤タブの再現は基本かも知れないですね。
赤ミミ
赤耳とは、セルビッジデニムですね。
この大戦モデルの復刻版のセルビッジの赤い線は薄れたのか赤い線が入っていなかったのか今では覚えていません。
まあ、セルビッジに赤い線が入っていなくても赤耳と呼称すると思います。
赤耳は、大戦モデルに限らず復刻版では基本でしょう。
こんなところまで再現
S501XXの復刻版は「こんなマニアックなところまで再現されている」とは
よほどのLEVI'S好きでない限り気付かず穿いていると思います。私も今日までまったく気づかず穿いていました。
持ち出し部が切りっぱなし
持ち出し部とは社会の窓の下の少し余分となっている部位です。
ここが丸め込んであるのではなく切りっぱなしとなっています。大戦モデルもこのような状態だったようです。復刻版でここまでリアルに再現しているのは驚きました。
ポケットの奥も切りっぱなし
ポケット奥のデニム部分が切り出しのままポケット(スレーキ)が縫ってあります。ヴィンテージの大戦モデルは見たことないですが、きっと同じなのでしょう。
けど、ここまで再現するなんて、米国のリーバイス社の制作担当はよほどのマニアかと思ってしまいます。あるいは当時の制作マニュアルが残っていたとか、、、
まさかの鉄
ドーナツボタンとドーナツボタンの留め金、
磁石がくっつきました
鉄に亜鉛メッキなのかも知れないです。
ヴィンテージの大戦モデルはどうかは知りません。けど、ここまで再現するなんて
こんなコダワリ再現をする工場は?
アメリカ製
555刻印、バレンシア工場のようです。
(1999年11月製造)
大ざっぱなイメージのアメリカですが、復刻に関して非常にこだわりがありますね
20年以上前に購入した時はただの復刻だと思って穿き続けましたが、よくよく見るとこんなにコダワリを持って作られていたなんて、、、
更にアメリカ製が好きになります
温故知新、、、
501レギュラー
昔よく掃いていたリーバイス501レギュラーもアメリカ製か確認したくなりました
ちなみに501は「ごひゃくいち」ではなく「ごーまるいち」言い、リーバイスの代表的モデルです。
552工場
ブルージーンズですがほとんど色がないです。
当時はエイジングなど考えず穿いては洗いの繰り返しでした。
赤タブはスモールe、カンヌキは黄色です。
米国製
552工場
1992年2月製造?
もちろんトップボタン裏は552です。
524工場
こちらもほとんど色なし。
赤耳、赤タブはスモールe、カンヌキは黒です。
米国製?
524工場
1982年6月製造?
トップボタン裏は524です。
501工場と553工場
2000年ころ同時期に同じ店で買ったリーバイスなのに工場が違う
(東京の西葛西のジーンズショップのワゴンあり安くて飛びついて買ったと記憶)
紙パッチのティアオフタグ(パッチの切取り線の右側)はつけたままです。
そもそも販売管理のために販売時に店側が保管するためにあるのだと類推しますが、購入時に切られたことはありません。
ひとつ目は、
米国製
501工場
1997年9月製造
なんだか、501で501工場は好きになりそう
ふたつ目は、
米国製
553工場
2000年6月製造
同時期に同じ店で購入したのに工場が異なっていました。当時の501レギュラーは、いろんな工場で製造されていたのだと思われます。
275工場(フランス製)
穿きこんだリーバイス501、色はほとんどありません。
赤タブはスモールe、カンヌキは黄色です。
普通に日本の量販店で購入したリーバイス501ですが「MADE IN FRANCE」と。
フランス製
275工場
1998年9月製造
リーバイスがフランス製、そもそも炭鉱労働者のズボンですがオシャレに感じます。
ヴィンテージとか復刻版とかでなくてもリーバイスって楽しめるジーパンだと思いました。
長文ごめんなさい🙇
たかがジーパン、されどジーパン。