20年以上前にジッポーを集めていました。それ以降は集めるのもやめ、今や過去の産物となっています。ようは「くず鉄」 状態
多分、皆さんも同じような状況の人が多いのではないかと思っています。
現在は、これら過去の産物を当時に集めていた頃を懐古しながら楽しんでいます。
「現在、過去、みら~い♪♪」
「あのZIPPOに会ったなら~♪♪」
一緒にノスタルジックを味わいませんか。
スリムライターの年代は???
ボトム刻印 [・・・・ ZIPPO ・・・・] のスリムライターです。
この刻印って、何年製造でしょうか????
なんだか、私が集めていた頃から年代判断が変わってきている気がします。
当時の私の認識
[・・・・ZIPPO・・・・](前4、後4ドット)は、1956年と1957年に付けられ、ようは、これらジッポーは1956年と1957年となる。
1958年は、[・・・・ZIPPO・・・](前4、後3ドット)と認識していました。
ただし、20年以上前の知識。
詳細としては、、、
1956年
・スリムライターは1956年から
・刻印は[・・・・ZIPPO・・・・]
・インサイドユニットは、コブラヘッド
コブラヘッドとは、
スリムライターはチムニー(風防)が小さいため、炎とフリントホイール(発火石をこする円形の火打石)が近いためフリントホイールの焼付きを避けるため、フリントホイールとウィック(炎が点く芯)の間にガード板がつけられたその板をコブラヘッドと言います。(私の認識のため誤りがあればごめんなさい)
コブラヘッド、読むより見た方が良いかな、、、
回すところ(フリントホイール)に沿って、板がついており、火花は板の下部について穴よりスパークして着火します。
1957年
・刻印は[・・・・ZIPPO・・・・]
・コブラヘッドが消えた
・インサイドユニットは2種ある
(Pat.Pend.の有無)
左から1956年、1957年前期、1957年後期
アップすると、右ひとつのみ Pat Pending の表示が消えた。
1958年
・刻印は[・・・・ZIPPO・・・]
・フリントホイールのリベットが大きくなる
・インサイドユニットに注意書き追加
左から1957年、1958年
1958年は、リベットが大きくなり、インサイドユニットの上部に注意書きが増える。
ZippoMfg社の公式の年代判定は、
私は、
1956 [・・・・ZIPPO・・・・]
1957 [・・・・ZIPPO・・・・]
1958 [・・・・ZIPPO・・・]
と思っていましたが、
ジッポーの公式の年代判定は、
1956 デートコードなし
1957 [・・・・ZIPPO・・・・]
1958 [・・・・ZIPPO・・・・]
or[・・・・ZIPPO・・・]
私の過去の認識は誤っていたと言うことに、、、あるいは、最近、過去資料等から変更となったのか、、、謎です。
当時の雑誌広告
1956年、1957年、1958年のアメリカで発売された雑誌のジッポー広告を確認しました。
1956年
スリムライターが発売された時の広告。
1956年の「LIFE」マガジンより。
フリントホイールのリベットは小さいのが確認できます。
1957年
1957年5月の「POST」マガジンより。
フリントホイールのリベットは小さいのが確認できます。
1958年
1958年11月の「Esquire」マガジンより。
フリントホイールのリベットが大きくなったのは確認できます。
雑誌広告では、ボトムの刻印はでていません。よって、明確な判断はできませんでした。ただし、フリントホイールのリベットの大きさについては雑誌でも確認ができました。
結論
一個人が何を言おうが、ZIPPO社が言っていることが正しいとするのが適切ですね。
問題定義して、ありきたりの結論となり済みません。当時のMIBもコレクションしていましたので追って確認したいと思います。
けど、20年ぶりに 「なぜだろう?」 と楽しめました。
皆さんもノスタルジックを味わえて頂けたら幸甚です。
おまけ
スリムライターが発売になった時の広告を三次元化しました
広告にジッポーを乗せただけです