久々の更新


過ぎてみると早かった3ヶ月

入院初日から
今からどうなるのだろう?
副作用も酷いのか?治るのか?
いつ退院できるのか?

きっと耐えることが出来ない…

そんな状態になった時、誰に救いを求めますか

まず沸くイメージは医師ですよね!

僕が入院したときにも、医師がきっと助けてくれるものだと考えていました。

でも結核隔離入院の大部分でそれは幻想でした。
医師はほとんど患者の前に姿を現すこともなく、診断をして薬の処方をして……。

あとはほとんど見ることはなく入院生活は過ぎていきます。

では誰が?

医師ではなく僕の場合は看護師さんでした。中には理学療法士や作業療法士の方などもあるでしょう。


メンタル面を気にかけていただいたり、
今後の生活面、無理をしないなど、

無理をしないと言っても仕事をしないと生活ができない。

助言してくれている看護師さんですら、夜勤明けで目がショボショボ。

生活の中で食事であったり、睡眠であったり、運動であったりをどう組み込んでバランス良く過ごし、ストレスを抱えないようにするかなどを自分で考えれるようにアドバイスしてくれています。

特に僕の場合、他の人よりも長くなっているので、気にかけてくれていた事もあり、本当に有り難かったですね。
ここまで優しくされると不安を覚えました。
僅か3ヶ月で帰るのが寂しく思わせた看護師チームには脱帽です。
寂しいというか、哀しいというか…楽しみにしていたドラマが1クール終わった時の感じと似てるかな…

正直言って最後の方は厳しくして欲しいと思ったぐらいで、退院後の世間とのギャップにやられてしまいます。
看護師学生2人の実習生の方たちにも、
合計6週間ついてくださり、最後に退院後の僕の生活スタイルに合わした食事の栄養のサポート表を作成しプレゼントして頂きました。将来良い看護師になって下さいニコニコ

会社の仲間にも救われました…
3ヶ月も離れているのにずっと仕事しているような感じで普段の会話や、やり取りがあり、戻っても違和感もなく会えますし、
本当にメンタル面が救われました…
ありがとう照れ

人を救うのにお金や努力など必要ない
悩みを解決できなくてもいい…
もがき苦しんでる人がいたら一言声をかけてあげよう。
ここで僕も随分と救われました。

この事は退院してからも心がけていこうと思う。


あと自分の変化としては入院4ヶ月目となり、
退院の焦りよりも、
むしろ落ち着きを取り戻しつつあります。

早く帰らないといけないと思っていたプレッシャー
保健所の退院基準の事
医師の退院の判断など…

自分自身の今後の生活、改めるべき点、治療終了してからの生活、再発防止など
入院2ヶ月目はそんな事よりも、早く帰らないととしか思えなかった…

どうしたら早く帰れるか?
そんな事ばかり考えて
自身の体の事など考える事なく過ごしていました。

数々の副作用でさえ僕は運が悪いだとか、何故、僕だけここまで副作用が酷いのか?とか、
今から振り返ってみると、自分の体の事をもっと考える様になるまでは、まだ退院するな!と仕向けられたかのように思えてくる。

身体が資本…。

こんな簡単な事を僕は3ヶ月かかって理解しました…

普通の治療期間をはるかに超えて初めて落ち着いて考えたと思う。
何をいちばんに今は考えるか?

自分の体…

これが伴っていないと何にもできない。
保健所の退院基準を満たしても、身体が副作用、熱、など症状があれば、医師の判断を委ねるべきで、無理して出て行くことは自分にとって良い事は無いと思う。

むしろ再発の可能性、強力な耐性を持つ薬が効かない結核などになると、心配してくれていた方々にまた迷惑をかけてしまいます。
ここはしっかりと治して帰ろうと3ヶ月目からは徐々に思うようになりました。それもこれも体の事を考えて下さった方達のお陰と思っています。


ここで過ごしてきて、
色々な入院患者と出会いました。
まずその方の素性は一切わからない。
ご自身で話される方もいるが、基本的にどうゆう方なのかはお互い分からずに過ごしています。

ここでは地位や名誉はありませんでした。
20代から80代男女の外国人から
なかには90代の方もいる
仕事をリタイアしようが
現役であろうが関係ない。
共通するのは皆、結核である事。
それ以外はただの人でした。

そんな中で親しくなった患者同士で
どの様な経緯でここへ来たかなど、皆さん話されます。
ひとりひとり色々な事情でここへ来て、それを話す事で少し仲間意識ができるんですよ爆笑

若い子達からは元気をもらえたし、
長い期間耐えられたのも同じ境遇の方達と話し合えたからと思っています。


あと、誰かが退院する日に、皆で送りに行くのも結核病棟ならではでした。

いつか僕も送られるのかとかなぁ、とか思いながら…

100日間辛かったですが、それ以上にいい勉強になりました。ここには書ききれないですが、健康のありがたさ、家族のありがたさ、人のありがたさ、何においても今まで普通、当たり前っと思っていた事が本当はすごくありがたい事を学びました。

ここで出会った方々
主治医の先生、看護師の皆さん
迷惑かけた会社方々
家族、友人
本当にありがとうございます。
あれほど帰りたかった初日。
今では少し寂しいです。
ここで過ごした事
生涯忘れる事は無いと思います。

病院でまだ入院している結核患者さん
この病院以外の入院結核患者さん
このブログが結核入院患者へ少しでも参考になれたらと思います。


                                                    おわり。