私の好きな男性。
Xという男について。


彼は明るい。ポジティブである。
ムードメーカーで、その場を仕切ってくれる。
話がうまくて、ノリがいい。

気遣いのできる男性だ。


仕事でも、人をまとめる立場にある。



彼と出かける事になったある日。
私の家の近所のコンビニまで、車で迎えに来てくれた。

”連絡したら来てね”という彼の言葉を真に受けて、連絡が来てからその場に向かった。

その時点で、私の中で迷いはあった。
車で出かけることは知っていたし、女性としては、やはりここで飲み物ぐらい買っておくべきなのではないか...と。

しかし恋愛に慣れていない上に、気も利かない私。おまけに優柔不断。

飲み物も何を買っていいのかわからないということに気づき、買ってから向かうということは諦めたのだ。
会ってから何を飲みたいか聞こう、と。
(この女子力の低さ....。)

するとどうだろう。
待ち合わせ場所で会った彼に飲みたい飲み物を聞いたところ、「もう買ってあるよ。」と言うのだ。

おまけに「どれがいい?」と言って彼が差し出した飲み物は、3本。

2本ではない、3本だったのだ。
2本と言うのは、よくある話だ。
しかし彼は3本用意していた。

相手に選択肢を増やしてあげるという、その気遣いと余裕。


そんなところにもドキドキしてしまった。


しかしそんなX。
ひとつだけ、そして最大とも言える欠点があるのだ。


それは、彼が女の子が大好きだという点だ。

彼女がいても、自らキャバクラに行ったり、女の子と飲みに行ったりはする。
浮気はしないので、そこは彼の中で一線を引いているのかもしれないが、とにかく女の子は好きなようである。

いろんな女の子と飲んでいるだけあって、女性の扱いにも慣れているというのが垣間見れる。


私はもともと、そんな男性よりも一途な男性の方がタイプだと思っていたので、彼が女好きだと気づいた時には、若干引いたことは確かだ。

けれど、彼の事が好きすぎるのか、はたまた彼の魅力なのかはわからないが、そんな部分まで愛おしく感じてしまうのだ。

ある意味正直な人で、無邪気なのだ。


口がうまくてノリがいい彼。
やはりモテるタイプなのだと思う。


好きになったら、相手に彼氏がいようとも、積極的になるようだ。


人懐っこくて、壁がない。


そんな彼の最大の欠点すらも、私は魅力だと思ってしまうのだ。


好きになってしまった方の負けとは、まさにこの事。