お正月かざりをアイロンビーズで用意するなら、宝船・獅子舞・羽子板の3点を軸にして、招き猫やだるまなどの小さな縁起物をそえる組み合わせが作りやすい形です。ここで取り上げる8点は、いちばん大きい宝船でも26×20粒。2.6mmのミニビーズなら約6.8×5.2cmで、どれも29×29粒のプレート1枚に収まります。

図案はすべて縁起物・郷土玩具のアイロンビーズ図案のページにまとまっていて、色番号と色ごとの粒数を無料で確認できます。

縁起物図案8点の大きさと色数の目安

粒数は1つの図案に使うビーズの合計です。色数が少ないほど色を拾い分ける手間が減るので、はじめての方は4色のだるまか、78粒で終わる小さいだるまから始めると進めやすくなります。

お正月らしさが出る3点:宝船・獅子舞・羽子板

宝船のアイロンビーズ図案

宝船は、七福神を乗せた船として知られる縁起物です。初夢の言い伝えとも結びついているため、年末から元日にかけてのかざりに向いています。白い帆の中央に赤と金の宝珠、船の下に青い波を2段入れた構成で、8色のうちチャコール(H6)が120粒といちばん多く使われています。

獅子舞は、赤い顔と緑の布の面積が大きい図案です。レッド(F5)が98粒、フォレストグリーン(B12)が73粒で、そこに白い歯と金の目が入ります。輪郭のチャコールも100粒あるので、黒系のビーズは多めに用意しておくと途中で足りなくなりません。

獅子舞のアイロンビーズ図案

羽子板は縦長の12×25粒で、梅の花を散らした赤い板と羽根を組み合わせています。横長の宝船・獅子舞と並べると高さに変化が出ます。宝船を中央に、左右へ獅子舞と羽子板を置いた場合、3点の幅の合計は約15cmです。

羽子板のアイロンビーズ図案

すきまに置ける小さな縁起物

玄関の棚やテレビ台のすきまには、4cm前後の図案が扱いやすい大きさです。

  • 招き猫:白とグレーが中心で、赤い首輪と金の鈴が差し色になります。
  • だるま:レッド(F5)130粒に、白・チャコール・マリーゴールドを合わせた4色です。
  • 小さいだるま:約2.3×2.6cmなので、年賀状にそえるプチギフトや、合格祈願のお守りがわりにも使えます。
  • 鯛:お正月のほか、お食い初めや還暦祝いなど、お祝いの席のかざりにも回せます。
  • おみくじ:白い紙に赤いふち、黒で「大吉」と入った縦長の図案です。初詣の時期に合わせて。

赤は色名ではなく色番号でそろえる

縁起物の図案は赤の面積が大きいのが特徴ですが、使っている赤は図案ごとに異なります。宝船・獅子舞・羽子板・招き猫・だるまはレッド(F5)、鯛と小さいだるまはレッド(F25)、おみくじはクリムゾン(F15)です。同じ「レッド」という色名でも番号がちがえば色味もちがうため、ビーズを買い足すときは番号で確認してください。番号の読み方はMARD の色番号とはで解説しています。

年末に作るときの段取り

  1. 飾る場所の幅を測り、作る図案と数を決める
  2. 図案ページの「色ごとの粒数」を見て、足りない色を先にそろえる
  3. 小さい図案から仕上げてアイロンのかけ具合をつかみ、そのあと宝船や獅子舞に進む

お正月かざりは翌年も使えるので、片づけるときは直射日光の当たらない涼しい場所に、平らにしてしまっておきます。作品とビーズのしまい方はアイロンビーズ作品の保管とお手入れ・ビーズの収納にまとめています。

手元の写真やイラストから図案にする方法

家にある郷土玩具や、子どもが描いた縁起物の絵をビーズにしたいときは、図案メーカーに画像を読み込むと、2.6mmビーズ用の図案と色番号の一覧を作れます。上の8点と並べて、自分の家だけのお正月かざりにするのもひとつの方法です。