子供の世界ってとても単純だけど、言葉で言い表せない微妙な雰囲気や思惑がとてもストレートに表面に出るという、とても残酷な世界だ。


千沙は男子とはとても仲が悪かった。


理由は多分なまじ口が達者なだけに口では敵わなかったからだろう。


そして気も強かったのが災いして、一対一の喧嘩となればまず負けなかった。


小学生の頃に男女の体力差は正直ない。


諦めない、絶対勝つと言う気持ちがあれば勝てないまでも負けはしなかったのだ。


男子はいい気はしなかっただろう。


少しずつ男子は集団で下校中に待ち伏せたりして喧嘩を吹っかけてくるようになった。


千沙は小学5年生になっていた、そんなある日。


クラスの男子全員が無視という攻撃に出てきた。


係わり合いになりたくないのか、女子も寄ってはこない。


そして少しずつ陰湿な言葉のいじめが始まった。