「もし自分が小さい頃に思い描いていた仕事につけていたら、こどもたちにもっと優しくできたのではないか。」
と思うことがあります。
実は私には小学生のころから憧れていた職業がありました。
中学時代必死に勉強して、地域では名の通った進学校に進みました。
しかし大学受験に失敗。
一浪したけれどやはり失敗。
結局滑り止めに受けた大学の他学部に進みました。
思えばそれ以来私はずっと自己肯定感が低いままです。
なぜあの時もっと頑張れなかったのか、なぜもっと努力できなかったのかと今も自分を責め続けています。
最初の勤め先の上司から、「親が厳しかったの?何か君はいつも自信なさげだね。」と言われたとき、(親は別に厳しくなかったのになぜこんな風に言われるのだろう)と思いました。
今なら、私が何事にも自信がない(そして、他人からも自信がないように見える)のは「私自身が自分のことを許せなくてずっと攻撃し続けているから」だと分かります。
そして自分に自信がない分、その自信を取り戻そうと子どもたちに何か形のある成果を期待してしまう。
そんな歪んだ気持ちがないとは言い切れません。勉強にしろ、その他にしろ…。
それって本当に最悪なことだと頭では分かっているのですが、しかし深層心理はそうかもしれない…という恐怖。
かといって今更大学入試を受け直すわけにもいかず、この自信のなさ、自己肯定感の低さとは一生付き合っていくしかないのです。
こどもの未来はこどものもの。
こどもが勉強しなくても、それはこどもの選んだ道。こどものことで親が評価されているように感じるのは危険。
だれか私の頭を思いっきり殴って目覚めさせてほしい。
どうやったら自分に自信が持てるようになるのだろう。