胸元から玉ねぎのような鼻をつく臭いを感じるようになりました。
それにブラジャーをはずすと黄ばんでいたり、下着からも同じような臭いがするんです。
そう、これは昔ワキガの友達からただよってきたあの臭いと似てる・・・。
私、ワキガになちゃったのかと思っていろいろ調べてみたらおっぱいのワキガってあるんですね。
「チチガ」って呼ばれているみたい。
チチガはワキガの一種で乳首や乳輪にあるアポクリン汗腺から汗が出ることで臭いが発生します。
アポクリン汗腺ってワキガの原因になっていることで知られていますよね?遺伝的要素が強いみたいなんだけど、両親や兄弟にワキガの人はいないんですよね。
調べていくうちに妊娠や出産を機にチチガになる人もいることを知りました。授乳中に赤ちゃんの口からワキガのような臭いがしてビックリしたら、実は自分の乳首からだったってことも少なくないみたいです。
ただこれはホルモンバランスの乱れが影響しているので、授乳が終わってホルモンバランスが落ち着けばチチガの症状が消えることも珍しくありません。
チチガを治すことはできる?
ワキガを治す方法といえば手術が思い浮かぶのですが、チチガも手術で治すことはできます。
でも乳首や乳輪にメスをいれるなんてちょっと怖いですよね?それに今だけの症状かもしれないし、最終的に手術を選択するかもしれないけれど、まずは自分でできることから始めてみようと思って。
欧米人にワキガが多い理由
欧米人は約7割の人にワキガの症状があるんだそうです。それに対して日本人は約1割。欧米人は肉食だから体臭が強いというのはよく言われていることですね。
でも最近では日本でも食事の欧米化が進んで、体臭に悩む人が増えてきているんだそう。
私たちの体は食べたものでできているので、臭いやすいものを多く食べれば当然体臭も強くなりますよね。
では体臭を強めてしまう食べ物にはどんなものがあり、体臭を軽減するためにはどんな食べ物がいいのでしょうか?
チチガの臭いを強くしてしまう食べ物
チチガをはじめとするワキガの臭いを強くしてしまうのは欧米化の食事です。
肉・バター・ファーストフード・インスタント食品
欧米人の体臭が強いのは動物性脂質中心の食事だからだといわれていますね。肉やバターなどの動物性脂質は皮脂腺やアポクリン汗腺を刺激して臭いを強くしてしまいます。
すべてをなくすのは難しいですが、摂取の回数を減らすだけでも臭いを緩和することができます。
香辛料
香辛料は汗をかきやすくする作用があるので体臭が強くなってしまいます。またニンニクや唐辛子などの香辛料と動物性脂質を同時に摂取すると腸内で分解する過程で臭いを発生しやすくなります。辛いラーメンやカレーなどがその例です。
こちらもまったく食べないのはストレスになるので、ほどほどの量にすることや食べるタイミングを気を付けて臭いを防ぎましょう。
アルコールやたばこ
アルコールやたばこには発汗作用があります。またアポクリン汗腺を刺激して臭いを強くしてしまう性質があります。臭いだけでなく健康のためにもお酒やたばこはほどほどにしたいです。
チチガの臭いを予防する食べ物
チチガの臭いを予防するためには欧米化とは逆の和食中心の食事が適しています。
梅干し
梅干しは酸っぱいので酸性と思いがちですが、ミネラル類の働きでアルカリ性にしてくれます。また梅干しに含まれるクエン酸は汗の臭いをおさえてくれます。
レモン・酢
クエン酸が多く含まれるレモンや酢も体臭軽減には効果的な食材です。
オリーブオイルやごま油
オリーブオイルやごま油には油の中でもオレイン酸が多く含まれています。オレイン酸は体の中のコレステロールを回収する働きがあり酸化しにくい性質を持っています。
体の酸化は体臭の原因になってしまうので、オリーブオイルやごま油を積極的に摂取するようにしたいです。
魚中心の和食
和食には体臭の元になるような強い食べ物を使うことが少ないです。肉よりも魚や野菜を多く摂取できる和食は、体臭に悩むなら積極的に取りいれたい食事です。
和食中心の食生活で徐々に体質改善されていけば、臭いわない体に近づいていけます。
まとめ
自分の胸からワキガ臭がするなんてショックでした。
もともと薬や病院があまり得意ではないし、おっぱいが臭いからと先生に話すのも恥ずかしいですよね?
食事に気を付けるようになったら以前よりもチチガの臭いを感じにくくなりました。健康的な食事で体が軽くなるといううれしいダイエット効果のおまけつきでしたよ。
まずは自分でできることから始めてみてはいかかでしょうか?


