2024年 2/7


引越も済み、ダンボールに入った荷物もなくなり、あとは微調整だ。

ゆっくり進めようニコニコ



この日から化学療法が始まった。


正直に言うと、私は、


抗癌剤=強い副作用

抗癌剤=急激に弱っていく


というメージを持っていて、

自分ががんになったら、抗癌剤だけは拒否したいとずっと思っていた真顔


膵臓がんは発見が遅れることが多いため、見つかった時は手術出来ないことが多い。


私のように手術出来ることは御の字で、予後のことを考えると手術前後に抗癌剤は必要との説明を受けて、


家族からのそれとない説得もあり、

気乗りしないままこの日を迎えた。


まずは血液検査。

そして体温を測り、体重、血圧、コロナ関連の質問シートを記入。


血液検査の結果が出たあと主治医に呼ばれて診察室へ。


「血液検査の結果は問題ありませんね。今日から治療を始めましょう」


部屋を移動し、カーテンで仕切られた小さな個室に入った。


テレビを見るなら、(当院専用の)テレビカードとイヤホンを用意するようにと事前に聞いていたので買っておいた。


普段は日中テレビを 観ることはないが、スマホは使用禁止で、点滴は1時間かかるので、気を紛らしたいときにテレビを利用しようと思っていた。


まずは、握力測定。

筋力の落ち具合をみるらしい。

握力なんて昔スポーツテストでやった記憶しかない。


右は33Kgぐらい、左は28Kgぐらいだった。


この数値はどうなのか尋ねると、

「30なら充分ですよ、18あれば問題ないので」

と言われた。