わたしはビビりで

特に血を見るのが嫌いというより怖い。

先月は検査のために2回も採血され

針から細い管を通って

検査器具に流れ込んでいく様子を

見るまいと思いつつ見てしまって倒れそう。

あまりにどす黒いので

(なんか悪い病気なのかな?)と不安。

小さな声で看護師さんに問うと

<静脈からの採血だから。。。>

ひょえ~と心の中の声。

 

相反するのは我が家の二人。

娘と次男くんである。

実家暮らしだった時の二人のルーティンは

時々の献血である。

それを聞いた時の<え~うそだろ>なわたし。

娘は<ただで血液検査してもらって

人の役に立つんだもの>と合理的な答え。

次男くんは

<まったりできるし、おやつも漫画もあるし>

ますます理解できない。

奴は回数を重ね、記念品の

素敵なガラスのぐい飲みまで頂いてきた。

カフェじゃないんだから。。。

ところで長男は、どうかというと

わたしに似て、びびり。

自分を棚に上げて言うも何だか、なのだが

まったく、それはそれで。。。

 

次男が大学生の頃

ある日曜日の夕方、オタク作業で

左の手のひらの手首から人差し指の根元まで

カッターで切り裂いてしまって

タオルでグルグル巻きをしても血が止まらず

洗面所でごそごそが長すぎると

様子を見に行くと

やおら、どうしようと半泣き。

真っ赤に染まったタオルを見るに

こりゃ大変と腰が引けながら傷を確認。

夢中で止血して休日担当医を調べ急いだ。

20数針も縫って、まるでムカデみたいだった。

火事場の馬鹿力で腹をくくったが

二度とごめんだわ。

 

こんなことを書いていたら

3人の子育て中のあれやこれやの怪我を

思い出して、身震い。

できることなら、血を見ないで生きていく。