わしとしたことがついうっかり、
愛するばぁさんとの余生を楽しむことばかりに必死になっとったわぃ。
最後に日記を書いてからずいぶんと月日が流れたが
わしもあちこち不便になってきてのぅ。
最近は車いすで移動することもよくあるんじゃょ。
ばぁさんは変わらず元気でぴんぴんしとるで
世話になりっぱなし
ここぞとばかりに甘えっぱなしじゃ。
さて
これからはあんまり無理して遊んでばかりというわけにもいかんから
またこの日記を縁側でお茶でもすすりながら
ぼちぼちと書いていこうと思っとるょ。
今日は久しぶりのご挨拶までじゃ。
今日は雨じゃのう。
日課の散歩ができんかったわい。
退屈しとったら娘が久しぶりに遊びにやってきたんじゃ。
どうやら義父の認知症がすすんでおって介護が大変じゃそーな。。
わしがいうのもなんだけども
わしが耳にしたことのある介護者が倒れてしまわないような介護法を娘に話したんじゃよ。
まずはな。
自分が毎日を幸せに生きてこその人生なんじゃ。
だから、手をぬくというと聞こえは悪いかもしれんが、
介護は自分の人生の”ついで”という気持ちをもつことじゃよ。
自分の苦手なことはしないと決めて
料理にも手をかけず
時と場合によってはヘルパーさんにきてもらうようにするとか
介護保険のサービスなども臨機応変にとりいれて。。
認知症の場合だと、妄想・幻覚、人を間違えたり、同じことを繰り返したり。。
とにかく会話がかみあわないことが多いじゃろう。
でも、
いちいち「それはちがう」などと否定をしとったらこっちも疲れてしまうぞえ。
そういう時は、
「そうだね。」と肯定的な言葉や、
相手にあわせた会話を適当に話して介護する側もされる側も
イライラするタイミングを減らすようにすることじゃよ。
昼夜かまわず叫びだすこともあるじゃろう。
そのようなときは
「しずかにして！！」と怒ったりするのでなく
その声が聞こえない２Fにいくだとか逃げることじゃ。
そのうち叫んどる本人も疲れて寝てしまうじゃろうて。笑
もちろん。
ふだんの生活で手をぬくことは良いが
病気をほかにももっていたり
どうしても手をぬいてはいけないこともあるじゃろう。
そういうところだけがんばって
ふだんの生活は極力手をぬいちゃえーという楽な気持ちで
すごすことじゃな。
心の持ちようだからなかなか切り替えるのが難しいという方々もおるじゃろうが
自分の人生の”ついで”と考えられるだけでずいぶん楽になるはずじゃよ。
まめらんぷーすけのお家→『豆ランプ』
すっかり桜も満開になり
あたたかくなった今日
ばぁさんと近所で花見をしたんじゃ。
桜の花はなんと癒されることか。
桜の花の下にござをひき
ばぁさんとなぞなぞをしたんじゃよ。
ボケ防止じゃ。
ばぁさんは次々と答えとったが
わしはしばらく考えこんだりと
ばぁさんに笑われてしもうたわい。
こんな問題じゃが
みなさんもやってみておくれ。
問題一、 骨を折って働くとしかられる商売ってなぁ～んじゃっ？
問題二、 頭の失敗おしりで解決！なぁ～んじゃっ？
問題三、 せっかく買ってきたのに、壊さないと役に立たないものって、なぁ～んじゃっ？
問題四、 たたけばたたくほど立つもの、なぁ～んじゃっ？
問題五、 力をいれないでも、ひくものなぁ～んじゃっ？
ふぉふぉふぉ。
わかったかな？
わしは二問正解じゃっ。
このようにして常日ごろから少し頭を使うことをすると
とってもいいそうじゃよ。
なぞなぞだけでなく
じーさんばーさんが楽しめそうなグッズもいろいろじゃ。
『ことわざカルタ』 ￥１８，９００－
楽しいイラストでことわざの意味もすばやく理解できるんじゃぞ。
ばぁさんにはこういうかわいらしい遊びがええかもなぁ。
『フエルトではり絵』 ￥１，２６０－
これは下絵にそって大小のまるいフェルトシールをペタペタと貼って絵を完成させるんじゃよ。
『漢字博士Ｎｏ．1』 ￥２，１００－
１２０種の「へん」と「つくり」のカードを組み合わせて漢字を作るゲームじゃて。
どれもじーさんばーさん同士だけでなく
孫とやっても楽しそうじゃのぅ。
おっと。
忘れとった。
なぞなぞの答えをのせねばな。
問題一、 傘屋さん じゃよ。
問題二、 消しゴムつき鉛筆 じゃ。
問題三、 卵 じゃ。 これはわしもわかったんじゃーっ。
問題四、 ほこり じゃよ。 これも正解だったな。むふ。
問題五、 風邪 じゃて～。
一、二、五はわからんわ～難しすぎるんじゃーっ。
ばぁさんは答えとったけど。
でもな、
答えられなくても考えることが大切なのじゃ。
ばぁさんに負けたのは悔しいが
頭の体操にはなるでの。
次はわしの勝ちじゃーっ。
ばぁさんみとれーっ。
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