私は幼い頃から(母のお腹にいた頃から)気功のような怪しげな整体に通っていました。ほんとに嫌で嫌でしょうがなかったのですが、家族全員で通っていたので、通わないという選択肢もなかったです。

 

母が最初にこの整体に通っていたのですが、母曰く婦人科系に良いらしく、兄弟で私だけが女の子だったので、私だけが大人になっても通わせられていました。私の子どもたちも危うく通わせられるところでした。

 

母はこの整体に結構な金額を払い、また整体の先生から薦められた健康食品が家に溢れかえっていました。胃の調子が悪いなというと、その健康食品の粉が振りかかったヨーグルトが出てきたり、お風呂が急に真っ黒の液体になり、お風呂の水替えが禁止になったりと。。あまりに高い粉なので、高校生の時にその健康食品の会社に問い合わせをしたことがあります。。笑

 

宗教の二世信者の苦しみは、私とは比べ物にはならないかもしれませんが、ニュースなどを見る度に、親近感を感じていました。私の家はよく分からないけど、変だと思うとずっと感じていました。でも、誰にも相談出来ませんでした。母親と同じ意見を持っていたら、こんなにも喧嘩をしなかったのにと当時はすごく自分を責めました。私が子どもを産んだ後、相談をすると整体的な子育てしかしてこなかったから、整体を受け入れていない人の子どもへのアドバイスは出来ないと言われました。

 

芦田愛菜ちゃんが出ていた映画『星の子』は、宗教を題材にした映画ですが、すごく考えさせられました。私の母も、家族の健康の為に始めた整体だと思います。でも、なんか違う気がします。