「転換」ということばを聞いたことがありますか?


最近は生命保険の記事などでも必ず取り上げられていますが、現在加入している保険を下取りし、新しい保険に加入し直す方法のことをいいます。



下取りした金額は、新しい保険の一部に充てられますので、その分だけ、新規に保険に加入するよりも保険料は安くなります。



転換はよく、車の購入にたとえられます。頭金を入れて残りをローンにするのが転換。


頭金を入れずに全額をローンにするのが、新規加入といったイメージです。



保険を解約する場合は、責任準備金(将来の保険金の支払いに備えて積み立てているお金)と呼ばれる保険料の積み立て部分から解約控除が差し引かれ、解約返戻金が受け取れます。



転換の場合は解約控除は引かれず、責任準備金に配当金もプラスされたものが下取り価格になるので、解約して加入し直すよりは、転換後の保険に充てられる金額が多くなるというわけです。


なお、責任準備金に配当金をプラスした下取り価格のことを「転換価格」といいます。



また転換には3種類あり、転換価格を転換後の主契約に充てるのが基本転換、主契約と定期保険特約などに比例して充当するのが比例転換、特約部分にのみ充てるのが定特転換です。