主人公の島崎は,子どもの頃テロに巻き込まれ,戦闘員として特殊な訓練を受ける。
組織からやっと離脱し,憧れの祖国日本に戻り,平和の国での生活を始める,という話。
30年ぶりの日本なので,日本語の読み書きができない(が,海外の言葉や料理には詳しい)。
でも目立たないで「普通に」生活できるように,なんとかなじもうと頑張っている。
喫茶店でバイトも始めた。
だが,テロ組織から命を狙われており,同時に常に国の組織からは動向を見張られ,見守られている。
島崎はやっと手に入れた平和な日々を失いたくないので,
自分の日常が脅かされそうになると,強硬手段を取ることがある。
そういうときは,シリアスなハードアクションになる。
島崎は戦闘員だったから,精悍で無表情。
ほんわかしてるバイト生活とのギャップで,シュールな面白さもある。
というか,どちらかというとギャグ寄りだと思うんだけど,そういう認識で合っているのかな。
タッチはリアル系だが,ちょっと頭が大きく描いてあるし。
これ,よかった。かなりいい。
Kindle買って,夫とともに楽しみたい。