演奏会の舞台の上で、
ピアニストの譜めくりをする人のことを
「譜めくりスト」と言います
私はヴァイオリンの人間ですので、
当然のごとく
譜めくり経験はほとんどありません…
しかし、なんと
来月「譜めくり」のお仕事を
いただいたんです
なんと「5台ピアノのツィクルス」
後輩から連絡をいただき、
たまたま時間が空いていたので、
そんなに人がいないなら…と
お受けしたのですが、
会館の方からご連絡をいただき、
「少々ハードですので…」と
極秘動画をいただきました…
今回のプログラム、
オーケストラの曲が多いので、
知ってる曲が多いですけれど…
これは、ヤバイ…
知っている曲でも、
5台のピアノで弾くとこうなるのか…と
良い意味で違和感満載すぎて、
これは未知の世界…
ひえぇ…大丈夫か、私
しかも、誰の譜めくりかは、
前日のリハーサルまで分からないという
非常にスリリングな話なのであります
今、読んでいる
『センスは知識からはじまる』
という本に
こんなことが書かれてありました
思い込みを捨てて
客観情報を集めることこそ、
センスをよくする大切な方法です
いざというときの決断こそ、
センスが問われると
作者の水野学さんは
おっしゃっているわけですが、
これってめちゃくちゃ
難しくないですか…
だって、大きな決断をするときに
客観的視点を持てないから、
人は悩むわけで…
5台のピアノの動画を見ながら、
この状況の中で、
客観的視点に立つというのは、
これは「修行」だな…と
何が大変って、
オーケストラって
楽器によって音色が変わるけれど、
ピアノはあくまで
「ピアノ」であって、
音色って言っても
「ピアノ」なわけですよ…
38年近く音楽をやってきた私ですが、
音色が変わらないとは
こんなに難しいものなんだと
未知の世界を垣間見て、
改めて不安要素満載…
しかし、思ういうときこそ
思う存分楽しんでいこう!と決めた
日曜日の午後でした
【追伸】
私の譜めくりデビューを
怖いもの見たさで来てくださる方が
いらっしゃいましたら、
ぜひご来場くださいませ
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