東京都江戸川区

日本の産後ケアを変えたい!

と密かに野望を抱くEmi (えみ) です。

 

 

 

「もう、早くしてよ!」

 

いつものイライラMAXな朝。

腕を引っ張ってムリヤリ保育園に連れて行っていた。

 

 

 

当時4歳の長男にいつもイライラしていた。

 

2020年の5月というコロナ真っ盛りに次男を出産し、

1人孤独に病院に行き、1人孤独に子どもを産み、1人孤独に退院をした。

 

幸い、実家が近くて里帰りはできたけど産休・育休中の人は保育園は「家庭保育で」と預かってくれなかった時代。

 

 

 

 

それに加えて、敏感すぎて全然寝てくれない次男。

 

夜の寝かしつけに4時間くらいかかったり、昼寝をやっとしたと思ったら一瞬で起きたり、

やっと寝そう…というタイミングで元気に「ママ〜!」と長男がやってきて全て台無しになったり。

 

敏感で、マンションの4階にも関わらずお昼寝中にトラックが通るとモロー反射ですぐに起きてしまった。

起きてしまった時の絶望といったら。

 

 

 

 

家族総出で寝かしつけを手伝ってくれても、誰一人としてお布団に置けない。

夜の9時から寝かしつけスタートしても、夜中1時頃になるともう意識も朦朧。

おっぱいをあげても、ウトウトしかしなくて眠ってなどくれない。

 

最終兵器おっぱいをもってしても寝てくれないなんて、もうお手上げ!

 

 

夜中に本気で投げたくなる日々。

 

 

 

 

 

 

 

 

産後のホルモンバランスの乱れで、まさにいわゆる「ガルガル期」の状態だった私。

 

里帰りで全ての家事をしてくれている母にも、次男が生まれて甘えたくても我慢していた長男にも、イライラが止まらない。

実際、産後だからと我慢していただろう母もついに私に堪忍袋の緒が切れ、険悪になった。

 

 

授乳中にスマホを見るのが唯一の自分の時間。

そんな時に私が検索していたのは、「内祝いの商品選び」「お宮参りの段取りや写真館選び」そして…

「上の子可愛くない症候群」について。

 

 

 

 

 

 

コロナ禍のため、産休に入ってからの1人時間を家庭保育で長男とずっと一緒に過ごすことになった。

 

その時は、「2人で過ごす最後の時間だ」と捉えて、家にいても飽きないようにたくさんの遊びを工夫したり、

少しでも外遊びできるように接触の少ない土手の原っぱに連れて行ったり、

『最後の思い出作り』ができてお互い楽しかった。

 

一緒に過ごすのがあんなに楽しかったのに…。

 

 

こんな母親でごめんね…

 

 

 

 

 

 

約1ヶ月の里帰り期間が終わってからは、怒涛のワンオペ育児のスタート。

 

主人は朝の6時に出勤したきり、帰宅は22時頃が当たり前。

コロナ禍で少し早く帰るようになったし朝や夕方に母がサポートをしに来てくれたけど、

結局ほとんどのことは私1人でやらないといけない環境だった。

 

 

 

 

 

保育園が育休中の子どもを預かってくれるようになってからも、

私の感情はしょっちゅう爆発して、毎朝「早くしてよ!」とキレてばかりいた。

 

 

あんなに怒らなくても良かったのに。

長男はそこまで悪いことなんてしていなかったのに。

 

 

 

 

 

 

あの時はまだ産まれたばかりの次男と比べて大きく感じたけど、

今ちょうど当時の長男と同じ4歳になった次男を見ていて思う。

まだ、本当に本当に可愛い時期。

当時の写真や動画を見返しても、本当にかわいかった。

 

 

 

それを、「生意気になってきた」と感じていた私。

あの可愛さを堪能しないなんて、何てもったいないことをしたんだろう。

残念ながら、時は戻せない。

 

 

 

 

 

 

 

たまに「保育園行きたくない」と言われた時、

下の子が生まれて本当は甘えたい盛りの4歳児に「そんな日もあるよね」と気持ちを受け入れることもなく、

無理矢理腕を引っ張って連れて行った。

 

実際、1度腕を引っ張りすぎて肘が亜脱臼になりかけて小児科に連れて行ったこともあった。

 

 

いつも心が張り裂けそうだった。

 

 

 

 

 

 

この時はまだ「産後うつ」まではいっていなかったけど、この頃からその予兆は始まっていたんだと思う。

 

あの時に、誰かに自分の胸の内をさらけ出して聞いてもらえたら。

温かい手のぬくもりが、私の疲れきった身体を包んで癒してくれたら。

どれだけ心が救われたことだろうか。

 

 

 

 

 

 

その経験があるから、産後ケアセラピストになった今、産後に悩むママにとってそんな存在になりたいと思っている。

私の手は、ただママの身体だけを癒しているのではない。

心も癒したい、そう思いながら温かい手で心を込めて施術をしている。

 

 

 

 

 

 

 

コロナ禍という特殊な時代ではあったけど、本当は誰だって産後は自分でもどんな状態になるか予想ができない。

お産のダメージや赤ちゃんの育てやすさによっても違うし、家庭の状況によってももちろん違う。

 

 

だからこそ、産後ケアというのは誰にでも必要だし、「産後辛いから」予約をするのではなく、

「産後辛くならないよう」産前から予約をして幸せな気持ちで子育てをしてほしいと思っている。

 

 

 

 

 

 

 

その後どん底の産後うつを経験した私だからこそ、実体験をさらけ出してお伝えすることで、

産後のママがどれだけ孤独で追い込まれている状態なのかを知ってもらうことができると思っています。

 

 

しばらくの間、私の産後うつエピソードにお付き合いください。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございます!

 

 

 

 

ママに寄り添い ママを癒やし

ママの笑顔で家族を幸せに

あなたの人生を彩る

 

彩り(いろどり)

マレー式産後ケアセラピスト Emi