関東もようやく梅雨入りしましたね。
出水期といえば、御紹介したいのが首都圏の日常を守るインフラ。
数多あるのですが、一般受けするものとして通称「地下神殿」として観光スポットにもなっている首都圏外郭放水路を御紹介。
埼玉県は春日部市にある施設なのですが、簡単に言うと、大雨の際に地下に雨水を溜めて、多くの人が住まう首都圏平野部の洪水から守るものなんです。
普段は人目に付かない縁の下の力持ち的存在!
中の人(ここで働く方々)に心より感謝申し上げます。
ここに水が流れ込み…
一定量を超えるとここから地下神殿へ
地下神殿…ガンダムと同じ18m!
さて、5月下旬、その前週に続き、Sさんとフィールド遊びに。
行先は甲州。
ねらいは、この時期でないと出会い難い某ピドニア(ヒメハナカミキリ)。
まずはその子が多産するというエリアへ…私は初めての場所。
コゴメウツギが咲いていれば生態写真をねらえたのですが、残念ながら未開花。
大きめのウツギ系の花は咲いていたのでそれを掬っていきました。
チャイロヒメハナカミキリが多く入ってくるほか、セスジヒメハナカミキリやトゲヒゲトラカミキリ、フタオビノミハナカミキリなど。
セスジヒメハナカミキリ
そして、ねらいの子に紛らわしいマツシタヒメハナカミキリがポツポツ。
で、ようやくねらいの子も入りました。
トウカイヒメハナカミキリの♂です。
東海地方の子は前胸が赤いようですが、富士山周辺の子は黒いので、マツシタヒメハナと区別しやすいですね。
Sさんはガマズミの花も掬っており、コトヒメハナカミキリを採っておられました…ありがたくお借りして撮影。
マネして私も掬ってみたものの、コトヒメは入らず、トガリバアカネトラカミキリやトビイロカミキリなどばかり…残念。
ちなみに、Sさんいわく、トウカイヒメハナはガマズミには来ないもよう。
そして、少し移動。
ここは、昨年ブロイニングカミキリをねらって訪れた場所で、今回もその子目当て。
でも、昨年掬ったほぼほぼ全枯れのオニグルミは完全に枯れてて掬えず…
ほかのオニグルミも掬ってみましたがダメ(涙)。
ガードレールにいたエゾサビカミキリ
オニグルミノキモンカミキリ
で、仕方なくここでも大きめウツギの花を掬ってみました。
Sさんがかつてここでトウカイヒメハナを採っていらっしゃるということで。
チャボハナカミキリのほか、トウカイヒメハナも入りました。今度は♀!
ほかにはチビタマムシ(おそらくヤノナミガタチビタマムシ)くらい。
こういうやつを掬うと一度に数十匹単位で入ってきて少々キモッ!(笑)
ノイバラを掬っても、おそらく同じ子がザクザク…なんでだろ???