5月中旬のお話です。

 

Sさんとともに、昨年惨敗したカエデの花に来るという某虎天牛に再チャレンジしました。

場所は昨年と同じ甲州の林道。

 

 

Sさんのお話によれば、昨年はカエデの花が終盤でちょっと遅かったかもということで、昨年よりも一週間早くの訪問となりました。

そして、ポイントも少し変えて、吹き上げではなく、ねらいの虎天牛がホストとするサワグルミが隣接するカエデに。

一週間早めたのが良かったのか、そのポイントのカエデはちょうど花盛り! 期待感アゲアゲです!

ちなみに、昨年はそこに至る途中のミズキ花がピークだったのですが、今回は全く咲いておりませんでした。

 

 

 

カエデ掬い開始…

キバネニセハムシハナカミキリやピックニセハムシハナカミキリが多く入ってきます。

思いのほか、昨年はあんなに多かったシロトラカミキリは少なめ。

 

 

 

 

 

ヒナルリハナカミキリも多いのですが、ここでは赤味が入って、紫系や黒系が目につきました。

 

 

 

多かったのがピドニアで、ほとんどが襟巻系。

襟巻系といえばフトエリマキヒメハナカミキリですが、ここの子は斑紋がすごい明瞭という印象…

正直、フトエリマキヒメハナってこんなんだったけ? っと混乱してます。

 

 

 

 

 

 

そんな中、ちょっと違うタイプも。

ほとんど斑紋が目立たず、前胸が角ばっていないシンシュウヒメハナという感じ。

サイズもチャイロヒメハナレベルで小さいし…

もしかするとこれがヤノヒメハナ疑惑の子たちかな?

 

 

 

襟巻系以外ではセスジヒメハナカミキリがポツポツ…

このセスジ系ではSさんがコトヒメハナを採られていました。

 

 

 

さて、ねらいの虎天牛…無事採ることができました!

エゾトラカミキリといいます。

奥甲州で惨敗続きだった子…素直に嬉しいです。

奥日光に探しに行かなくて済むのですが、ホッとしたような寂しいような(笑)。

 

 

 

帰り道、ナナカマドの花をSさんが掬われていたのですが、暇な私は周辺をチェック…

天牛は発見できなかったのですが、朽木でベニヒラタムシを発見。

比較的見かける子なのでSさんは全く興味なしだったのですが、個人的にはとても美しいと思っています。